小林駅 (宮崎県)

小林駅について

小林駅（こばやしえき）は、宮崎県小林市細野にある九州旅客鉄道（JR九州）吉都線の駅です。地域の中心駅であり、吉都線の途中駅では唯一の有人駅となっています。ここでは、小林駅の歴史や構造、周辺施設について詳しく解説します。

駅の歴史

小林駅は1912年10月1日に「小林町駅」として開業しました。その後、1913年には福川林業株式会社が工場までの専用線の敷設を許可されました。1951年3月に「小林駅」へと改称され、1987年の国鉄分割民営化を経て、現在のJR九州の駅となりました。2015年には新しい駅舎と南北自由通路が開業し、2023年にはJR九州本体による直営駅となります。

この長い歴史の中で、小林駅は地域の交通の要としての役割を果たしてきました。特に、駅舎が新しくなったことにより、利便性が向上し、地域の発展に貢献しています。

駅構造

小林駅は地上駅で、島式ホームが1面2線あります。ホームと駅舎は構内踏切でつながっており、乗り場は北側の駅舎から見て1番線と2番線に分かれています。駅のいくつかの業務は委託されていますが、駅長は配置されておらず、駅収受業務係員が運営を行っています。切符売り場は設置されていますが、平日のみ営業しています。

2014年度から始まった周辺整備事業の一環として、2015年に横断自由通路が設置され、駅舎の新しい南側に新たな構造が加わりました。旧駅舎は解体され、その跡地には小林市地域・観光交流センター「KITTO小林」が建設され、2017年にオープンしました。

利用状況

小林駅の利用状況は、2024年度の1日平均乗車人員が381人とされています。この数値は地域の交通の重要性を示しており、今後の発展が期待されています。過去数年の乗車人員の推移も、地域の交通需要を反映しています。

駅周辺

駅周辺には宮崎交通の路線バスや小林市のコミュニティバスが乗り入れるバス停があり、利便性が高まっています。特に、「KITTO小林」が開業した後は、宮崎交通の路線網の拠点が小林駅に移るなど、地域密着型の交通サービスが充実しています。

バス路線

• - 1番のりば: 生駒高原・えびの高原、そして小林市内のコミュニティバス
• - 2番のりば: 野尻、宮崎駅、そして宮崎空港への路線が発着します。

その他の情報

小林駅は、周辺の観光名所や地域活動とも結びついています。また、かつてはJR九州バスが運行されていた歴史もあり、地域に根ざした交通の一環として機能していました。さらに、駅の振興やイベントもあり、有名なプロレスラーが駅長を務めたこともあるなど、地元の人々に愛され続けています。

このように、小林駅は地域の交通の要所としてだけでなく、観光やコミュニティの中心地としても存在感を放っているのです。

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