小滝みつる

小滝みつるの音楽キャリア

小滝みつる（こたきみつる）は、1959年7月15日生まれの日本の音楽家であり、特にキーボーディスト、音楽プロデューサー、作曲家、編曲家として知られています。彼の旧表記は小滝 満であり、現在も多くの音楽ファンに愛されている存在です。

幼少期と影響

岡山県で育った小滝は、3歳という早い時期からピアノを学び始めました。中学生の頃には、ラジオで流れていたプログレッシブ・ロックの名バンド、「ピンク・フロイド」や「T・レックス」、「ノイ!」、「カン」といったアーティストの音楽に触れることで、彼の音楽上の刺激と影響が深まりました。

バンド活動とデビュー

大学在学中、小滝は「シネマ」というバンドを結成し、1980年には鈴木慶一プロデュースによるアルバム『MOTION PICTURES』をリリースし、CBS・ソニーからメジャーデビューを果たしました。これを機に彼は音楽シーンに本格的に足を踏み入れることとなります。

多様なプロジェクト

1985年頃、小滝は戸川純と共にヤプーズのキーボーディストおよび作曲家として参加。その後も大沢誉志幸のバックバンドでのアルバム制作や、ツアーの音楽プロデューサーとして活躍しました。また、アングラ演劇のBGMを手掛けたり、キティレコード所属時代には富樫明生のプロデュースも務めたことから、多岐にわたる音楽スタイルに関与することができました。

音楽ディレクターとしての活動

1991年には、劇場公開された『うる星やつら いつだってマイ・ダーリン』の劇伴音楽を担当し、映画音楽においてもその才能を発揮しました。これ以外にも、多くのアーティストとの作品制作に関与しており、メトロファルス、eX、宙也&De-LUX、LOVE DYNAMITES（w.いまみちともたか）、小泉今日子、泉谷しげる、松田優作、久宝留理子、夏木マリなど、名だたるアーティストたちと共演してきました。

新たな音楽スタイルへの探求

1988年には、音楽とDJ、MCを融合させた新しい表現スタイルを目指す「ECSTASY BOYS」に参加しました。1994年にはマーク・カミンズのプロデュースによる「HOLY SPIRIT DANCE」が全世界で発売され、その独自の音楽性が評価されました。さらに、NOMBRES、TRAUMA、頭脳警察などのバンドにも参加し、その幅広い音楽スタイルで多くのリスナーを魅了してきました。

現在の活動

2014年からは、サニー久保田と共にオールド・ラッキー・ボーイズというグループに参加し、今なおアクティブな音楽活動を続けています。小滝みつるの音楽キャリアは、ジャンルを超えた多様性と独自のスタイルで多くの人々に支持されており、今後の展開にも期待が寄せられています。

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