小西翔

小西 翔（こにし しょう）は、1983年3月11日に京都府で誕生しました。幼少期に両親の仕事の関係で新潟県上越市へ移り住み、この地で野球人生の第一歩を踏み出します。

アマチュア時代

野球との出会いは小学校に入学して間もない頃。地元の少年野球チーム「福田リトルイーグルス」に所属したのが始まりです。小学校から中学校にかけて、主に捕手としてプレーしました。上越教育大学附属中学校ではチームを率いる主将を務め、打撃の要である4番打者も兼任するなど、チームの中心選手として活躍しました。

中学卒業後は、新潟県立高田高等学校へ進学します。高校3年生時には、主軸の4番打者、守備位置は一塁としてチームを牽引。夏の選手権大会では県大会ベスト16に進出しました。俳優の佐藤佑介氏とは高校時代のチームメイトです。

高校卒業後、指定校推薦制度を利用し、慶應義塾大学へ進みます。大学3年次にはベンチ入りメンバーに名を連ね、最終学年となる4年次には、主に代打として起用される一方、相手先発投手が左腕の場合には3番レフトとしてスタメン出場することもあったようです。東京六大学リーグでの通算本塁打は2本を記録しています。また、4年時には秋季リーグでの優勝に貢献し、出場した明治神宮野球大会では惜しくも東亜大学に敗れたものの、堂々の準優勝を果たしました。

社会人から独立リーグへ

大学を卒業後、ソフトバンクBB株式会社に入社し、約2年間の社会人経験を経て同社を退職します。退職後、地元に独立リーグが誕生することを知り、入団テストに挑戦し合格を勝ち取りました。こうして、ベースボール・チャレンジ・リーグ（BCリーグ）が始動した2007年、地元球団である新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの一員となります。

2007年シーズン、小西氏は監督の後藤孝志氏からチームの初代主将に任命されました。主に3番打者としてスタメンに名を連ね、打率.282、2本塁打、20打点という成績を残すなど、主将、そして打線の中核としてチームを牽引しました。同年8月18日には、リーグ史上初めてとなるサイクル安打を達成するなど、その存在感を示しましたが、シーズン終了後、球団の構想から外れることとなりました。そのため、翌2008年に新たに設立された群馬ダイヤモンドペガサスへの移籍が決まります。

群馬ダイヤモンドペガサスで2008年、2009年とプレーした後、2009年のシーズンを終えた後、活動の場をアメリカ合衆国の独立リーグ、ゴールデンベースボールリーグに移し、ツーソン・トロズに入団。国内外の独立リーグを渡り歩くキャリアを築きました。

詳細情報

背番号: 24（2007年 - 2009年）

テレビ出演

新潟総合テレビ「Dreaming. キャンペーン」（2007年、コマーシャル）

小西翔氏は、京都に生まれ新潟で育ち、慶應義塾大学を経て社会人を経験した後、独立リーグで活躍し、ついには海を渡ってアメリカの独立リーグにも挑戦するという、多岐にわたるキャリアを歩んだプロ野球選手と言えるでしょう。

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