尼崎市総合文化センター

尼崎市総合文化センター

兵庫県尼崎市に位置する尼崎市総合文化センターは、市民の文化活動を支える複合施設として1982年に開館しました。この施設は、美術、音楽、演劇など、幅広いジャンルの芸術文化活動の拠点となることを目指しており、地域文化の発展に大きく貢献しています。

施設概要

文化センターは、文化棟とホール棟の二つの主要な建物で構成されています。文化棟は1975年1月10日に開館し、美術館や文化教室としての役割を担っています。一方、ホール棟は1982年7月10日に開館し、音楽コンサートや演劇公演の会場として利用されています。

開館当初は、財団法人尼崎市総合文化センターが運営していましたが、2012年4月1日からは公益財団法人尼崎市文化振興財団が運営を引き継いでいます。

また、施設の一部はコミュニティ放送局「エフエムあまがさき」のスタジオとしても利用されていました。しかし、2023年3月31日をもって「エフエムあまがさき」は閉局。その後、パーソナリティ有志によって設立された一般社団法人みんなのあま咲き放送局が、2023年10月2日から「みんなのあま咲き放送局」として放送を再開しています。

大ホール

メインホールであるあましんアルカイックホール（旧称：尼崎市総合文化センター大ホール）は、1820名収容の音楽コンサートを主な用途としています。このホールは、優れた音響設備を持つホールとして「優良ホール100選」に選ばれており、オーストラリアのシドニー・オペラハウスと友好ホール提携を結んでいることでも知られています。1982年のこけら落とし公演では、朝比奈隆指揮の大阪フィルハーモニー交響楽団がチャイコフスキーの交響曲第5番を演奏しました。

施設詳細

文化センターの施設は、ホテル棟を除き、全て公益財団法人尼崎市文化振興財団が所有しています。

文化棟

美術ホール: 5階と4階に設置された展示ホール。
ギャラリーアルカイック: 美術作品の展示を行うギャラリースペース。
尼崎市立地域研究史料館: 7階に位置する地域歴史資料館。
宴会場: 各種宴会やイベントに利用できるスペース。

ホール棟

あましんアルカイックホール: 1820名収容の大ホール。
あましんアルカイックホール・オクト: 650～804名収容の中ホール。コンピューター制御による可変型ホール。
小ホール（愛称：アルカイックホール・ミニ）: 250名収容の小規模ホール。
リハーサル室: 各種リハーサルに利用できる部屋。
練習室: 音楽練習などに利用できる部屋。

2012年1月31日には、尼崎信用金庫との間で大ホール・中ホールの命名権契約が締結され、それぞれ「あましんアルカイックホール」「あましんアルカイックホール・オクト」という名称が用いられています。

ホテル棟（住友生命ニューアルカイックビル／都ホテル 尼崎）

ホテル棟は、地上22階、地下1階建て、高さ100メートルの建物で、客室185室、宴会場16室を備えています。

かつては、住友生命が建物を所有し、株式会社ホテルニューアルカイックが運営を行うホテルニューオータニの提携ホテルでしたが、2007年に近畿日本鉄道が建物と経営権を取得し、2008年4月から近鉄ホテルシステムズによる運営となっています。2011年4月には「都ホテルニューアルカイック」に改称、さらに2019年4月には「都ホテル 尼崎」に名称変更されました。

アクセス

阪神尼崎駅から徒歩6分、ペデストリアンデッキで直結。
JR尼崎駅から阪神バス「尼崎総合文化センター」下車。
阪急塚口駅から阪急バス「尼崎総合文化センター」下車。
* 阪神バス「尼崎文化センター前」下車。

ギャラリー

[画像ギャラリーは省略]

外部リンク

公式ウェブサイト

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