山原さくら

山原さくら選手の経歴と成績

山原さくら（やまはら さくら）は、1992年12月11日に高知県高知市で生まれた女子競輪選手です。彼女は日本競輪選手会の山口支部に所属し、競技会のホームバンクは、防府競輪場です（2024年10月17日より）。さくら選手は、日本競輪学校の104期生であり、特筆すべきは、師匠が自身の実父でもある山原利秀選手であるということです。また、2017年7月には、父と共演したポスターが話題になりました。

競技キャリアの始まり

山原選手は、2010年に高知県立高知工業高等学校の3年生に在学中に自転車競技を始めました。その年には、岐阜競輪場で開催されたジュニアオリンピックのスプリント競技で見事に優勝を果たし、全日本自転車競技選手権大会のスプリントでも2位に入賞しました。

高校卒業後の2011年には日東商事に就職し、社会人としてアマチュア選手としても競技を続けました。同年の全日本アマチュア選手権のスプリントで優勝を飾る一方、全日本選手権のケイリンでは2位となりました。残念ながら、オリンピック出場の道は断たれましたが、この経験をもとに自転車競技に情熱を注ぎ続ける決意を固めました。

競輪選手への転向

その後、さくら選手は競輪選手への道を志し、競輪学校の入学試験に挑戦します。2012年5月に競輪学校に入学し、2013年3月29日に第104期生として卒業しました。在校中の成績では、第2位を記録し、卒業後の4月10日に正式に競輪選手として登録されました。

彼女のデビュー戦は2013年5月11日に松戸競輪場で行われ、初戦で勝利を収めました。そこから急成長を続け、同年末のJFN杯ガールズグランプリにもデビューからわずか7か月で出場しました。このスピード出場は、デビューからのキャリアで注目を浴びるきっかけとなりました。

成功の瞬間

2015年5月24日には、高知競輪場で通算100勝目を挙げ、また2016年3月12日に名古屋競輪場で行われたガールズケイリンコレクション名古屋ステージで初のタイトルを獲得しました。2017年5月には通算200勝に達し、そのスピードでの成績に多くのファンから注目を浴びました。

さらに2019年2月には、大垣競輪場での3日間をすべて1着で走り抜けて通算300勝を達成し、ガールズケイリンの中でも特に輝かしい記録となりました。しかし、その後に腹痛で手術を受けることになり、一時的な競技活動の休止を余儀なくされました。

復活とさらなる記録

2020年には復帰試験に合格し、5月から競技活動を再開しました。2021年8月には岸和田FIIにて通算400勝を達成し、さらに12月には総獲得賞金が1億円を突破する快挙を成し遂げました。

2022年には安定した成績を保ちながら動き続け、ガールズグランプリに6年ぶりに出場。2023年には前橋で通算500勝を達成し、ガールズケイリンの中でも歴史に名を刻む選手となりました。そして2024年には、通算600勝を達成し、その名声はより一層高まりました。

おわりに

山原さくら選手のこれまでの軌跡は、多くの後進選手たちにとっての希望の光です。彼女の記録と挑戦は、今後も多くの人々に影響を与えることでしょう。彼女のさらなる活躍を期待し、応援し続けたいと思います。

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