山口守

マモルのプロフィールと競技キャリア

マモル（1977年5月29日生まれ）は、日本の男性元総合格闘家であり、ムエタイ選手としても知られています。神奈川県川崎市出身で、シューティングジム横浜に所属していました。彼は、フライ級キング・オブ・パンクラシストやKOTC世界ジュニアフライ級王者、さらに修斗の世界フライ級王者およびバンタム級王者としても名を馳せました。

来歴

マモルのスポーツキャリアは、中学や高校時代には柔道に取り組んでいました。その後、卒業後は1年間鳶職に従事しましたが、1999年7月16日にプロとしての道を歩み始め、修斗でデビュー。初試合では勝村周一朗に勝利を収めました。

2000年12月、初代修斗フェザー級王座決定戦で秋本じんとの激闘を経て判定勝ちし、王座を獲得。その後、2001年11月に行われたタイトルマッチでは大石真丈に敗れ、王座を失うこととなります。

2002年にはフェザー級からバンタム級に転向し、2003年には初代修斗世界バンタム級王座を獲得。彼の戦績は順調に伸び、その後も敵に挑戦し続けました。特に注目されたのは、2005年にD.O.Gで井口摂に挑まれた際、彼に勝利したことです。

さらに、2006年にはBJとの再戦を経てダブルタイトル防衛を果たしましたが、2006年10月に再びBJに敗北し、王座を失う結果に。

この後は、シュートボクシングやVALE TUDO JAPANなど多数のイベントに出場し、2010年にはKOTCのタイトルも獲得しました。彼のキャリアは止まることはなく、2017年にはフライ級キング・オブ・パンクラスのタイトルを手に入れ、一世一代のクライマックスを迎えました。

引退とその後

マモルは2023年12月2日、引退エキシビションマッチを経て現役を引退しました。この試合では、清水清隆、漆谷康宏、佐藤ルミナと1分1ラウンドの対戦を行い、名実共に彼の競技人生を締めくくりました。

ファイトスタイルと特徴

彼のファイトスタイルはムエタイ技術を駆使した立ち技中心で、非常に魅力的でした。具志堅用高を彷彿とさせるアフロヘアは彼のトレードマークとして広く知られていますが、デビュー当初は茶髪の短髪スタイルでした。後に関係者のアドバイスにより、長髪スタイルに変更しました。

戦績とタイトル

マモルは多くの試合で成功を収めており、以下のタイトルを保持しています：

• - 初代修斗フェザー級王座（2000年）
• - 初代修斗世界バンタム級王座（2003年）
• - 初代KOTC世界ジュニアフライ級王座（2010年）
• - 第4代フライ級キング・オブ・パンクラス王座（2017年）

彼の戦績は、総合格闘技コミュニティにおいて突出したものであり、未来の選手たちにとっても目標となり続けるでしょう。マモルの名は、確かな業績と印象深いファイトスタイルで、長きにわたって語り継がれることでしょう。

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