山口県済生会山口総合病院

山口県済生会山口総合病院の概要

山口県済生会山口総合病院は、山口市緑町に位置する医療機関で、社会福祉法人恩賜財団済生会が運営しています。この病院は、1951年に山口同胞援護会病院を引き継いで設立され、当初64床からスタートしました。その後、病床数を段階的に増やし、現在では310床の一般病床を有する総合病院として地域に貢献しています。

この病院は、救急告示病院としても知られ、緊急治療が必要な患者への対応体制が整っています。また、災害派遣医療チーム（DMAT）を組織し、災害時にも迅速に医療支援を行う準備をしています。近年では、建物の老朽化が進んでいるため、新しい病棟の建設と全面的な改修が計画されています。これに伴い、隣接している山口警察署の跡地を駐車場として利用するため、県から取得しています。

沿革

この病院の沿革を見てみると、1951年11月に設立された当初の木造2階建ての病院から始まり、1952年には社会福祉法人として改称されました。1980年6月には「済生会山口総合病院」と名称を変更し、徐々に規模を拡大。2001年には集中治療室を新設し、2003年には臨床研修病院の指定を受けました。その後、2009年にDPC対象病院への移行、2011年に地域医療支援病院として承認され、2012年にはDMAT指定病院としても指定されました。また、2014年には集中治療室が増床され、現在では8床を有しています。

診療科目

山口県済生会山口総合病院は、さまざまな診療科を擁しています。主な診療科には、内科、小児科、放射線科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻いんこう科、産婦人科、皮膚科、眼科があります。これにより、患者一人ひとりに対して幅広い医療サービスを提供することが可能です。

医療機関の認定

この病院は、公益財団法人日本医療機能評価機構による認定を受けており、2018年に3回目の認定を受け、2023年までの有効期限があります。また、各種法令による指定・認定病院として、さらには多くの学会からも認定されている信頼の医療機関です。

交通アクセス

山口県済生会山口総合病院へのアクセスは、JR山口線の「湯田温泉駅」から徒歩約20分です。また、防長交通バスやJRバス中国の各停留所からも徒歩数分の距離に位置しています。地域のコミュニティバスも利用可能で、便利なアクセスが整っています。

周辺施設

病院周辺には、山口情報芸術センターやNHK山口放送局などの文化施設も موجودし、地域の重要な拠点として機能しています。これらの環境は、病院の利用者にとっても利用価値のあるエリアを形成しています。

このように、山口県済生会山口総合病院は、地域に密着した医療を提供する重要な医療機関として、多くの市民に信頼され続けています。

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