山口県道・広島県道117号乙瀬小方線

山口県道・広島県道117号乙瀬小方線

山口県道・広島県道117号乙瀬小方線は、日本の山口県岩国市と広島県大竹市を結ぶ一般県道です。二つの県にまたがるこの路線は、岩国市小瀬を起点として、大竹市小方一丁目にある新町陸橋南交差点で国道2号に接続する地点を終点としています。

路線データ

本路線の起点は山口県岩国市小瀬にあり、ここでは山口県道135号北中山岩国線と交差しています。一方、終点は広島県大竹市小方一丁目に位置し、具体的な場所としては新町陸橋南交差点で、幹線道路である国道2号との交差点となっています。

歴史

この県道は、1960年（昭和35年）10月10日に、山口県告示第602号および広島県告示第682号によってそれぞれ認定を受け、路線として成立しました。その後、1972年（昭和47年）頃には、現在の県道番号である117号に変更されています。

路線状況

路線の全長のうち、山口県側の区間は非常に短く、わずか数十メートルしかありません。大部分は広島県大竹市内を通過します。国道186号との重複区間を終え、再び単独の路線となる部分（大竹市小方町小方）では、道路幅が狭くなっている箇所があるため、通行には注意が必要です。

重複区間

広島県大竹市内の一部区間では、国道186号と重複しています。具体的には、大竹市穂仁原（おにはら）から大竹市小方町小方までの間が該当します。

道路施設

本路線にはいくつかの主要な道路施設、特に橋梁が含まれています。

山口県内

乙瀬橋：山口県岩国市小瀬と広島県大竹市穂仁原の間で、小瀬川を渡る橋です。

広島県内

下三ツ石橋：大竹市小方町小方から大竹市三ツ石町の間に位置します。
中三ツ石橋：大竹市三ツ石町にあります。
御園大橋：大竹市御園二丁目に架かっています。
新町陸橋：大竹市御園二丁目から大竹市小方一丁目にまたがり、山陽本線を跨ぐ橋です。

地理

通過する自治体

本路線が通過するのは、山口県岩国市と広島県大竹市の二つの市です。

交差する道路

山口県道135号北中山岩国線（起点）
国道186号（重複）
国道2号（終点）

交差する鉄道

山陽本線

沿線

路線の沿線には、いくつかの特徴的な場所があります。

小瀬川：別名「木野川」とも呼ばれるこの川は、路線の近くを流れています。
亀居城跡：江戸時代初頭に、当時の広島藩主であった福島正則が、国境警備のために築いた広島城の支城跡です。しかし、江戸幕府からの圧力により、わずか数年で取り壊されたという短い歴史を持つ城でした。現在では桜の名所として親しまれており、大竹市出身の著名な作詞家、石本美由起氏（「憧れのハワイ航路」「悲しい酒」など多くのヒット曲を生み出した）が生み出した歌詞が刻まれた詩碑も建立されています。
大竹市役所：路線の終点近くに位置しています。

関連項目

本路線に関連する情報として、以下の項目も参照ください。

山口県の県道一覧
広島県の県道一覧

もう一度検索