山吹駅

山吹駅について

山吹駅は、長野県下伊那郡高森町山吹に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。この駅は、地域の足として重要な役割を担っています。

歴史

山吹駅の歴史は、1923年（大正12年）1月15日に、伊那電気鉄道が伊那大島駅から延伸した際に、終着駅として開業したことから始まります。当時は長野県下伊那郡山吹村に位置していました。しかし、同年3月13日には、伊那電気鉄道が市田駅まで延伸したため、山吹駅は途中駅となりました。

その後、1943年（昭和18年）8月1日に、伊那電気鉄道線が飯田線の一部として国有化され、鉄道省（後の日本国有鉄道）の駅となりました。1957年（昭和32年）7月1日には、山吹村が市田村と合併し、現在の高森町となりました。

1971年（昭和46年）12月1日に、貨物と荷物の取り扱いが廃止され、旅客駅としての機能に特化しました。1983年（昭和58年）2月24日には、無人駅となり、構内踏切が下平駅側から伊那大島駅側へ移設されました。そして、1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。

2008年（平成20年）には、駅の構造が大きく変更されました。1月27日に上りホームが撤去され、棒線駅化。同年12月9日には、新しい駅舎（簡易型待合室）が使用開始されました。

駅構造

現在の山吹駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。以前は相対式ホーム2面2線で、両ホームを結ぶ構内踏切が存在していました。現在は飯田駅が管理する無人駅ですが、ホーム上には簡易型の待合室が設置されています。また、下りホームには駅名にちなんでヤマブキが植えられています。

利用状況

長野県統計書によると、山吹駅の1日平均乗車人員は以下の通りです。

2007年度 - 75人
2009年度 - 74人
2010年度 - 83人
2011年度 - 68人
2012年度 - 77人
2013年度 - 86人
2014年度 - 80人
2015年度 - 78人
2016年度 - 75人
2017年度 - 68人
2018年度 - 67人

駅周辺

山吹駅の周辺には、以下の施設があります。

台城公園
国道153号
山吹変電所
飯田広域消防本部高森消防署

隣の駅

山吹駅は、JR東海飯田線に属しており、以下の駅が隣接しています。

■快速「みすず」：通過
■普通：下平駅 - 山吹駅 - 伊那大島駅

参考資料

曽根悟（監修）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。

関連項目

* 日本の[[鉄道駅]]一覧

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