山崎一稔

山崎一稔：多彩な才能で彩る音楽の世界

山崎一稔（やまざき いちねん）は、1954年大阪府茨木市に生まれました。関西学院大学在学中には、フォークグループ「三輪車」のメンバーとして音楽活動をスタート。当時は本名の山崎稔（やまざき みのる）名義で活動していました。その後、作編曲家へと転身し、山崎一稔として新たな道を歩み始めます。

幅広いジャンルでの活躍

山崎一稔は、作曲家、編曲家、そしてプロデューサーとして、多岐にわたるジャンルで才能を発揮しています。彼の作品は、誰もが一度は耳にしたことがあるようなヒット曲から、映画やテレビドラマの音楽、アニメソング、CMソングまで、幅広いメディアを彩っています。

主な提供楽曲

山崎一稔が手がけた楽曲は、その多様性が魅力です。明石家さんまの「BIGな気分」や荻野目洋子の「湾岸太陽族」といったポップな楽曲から、小林幸子の「女の円舞曲」のような演歌、さらには和田アキ子の「抱いてサンバナイト」といった情熱的な楽曲まで、幅広いジャンルに対応しています。

明石家さんま：「BIGな気分」「いくつもの夜を超えて」「いつものように」
荻野目洋子：「湾岸太陽族」
小林幸子：「女の円舞曲」
和田アキ子：「抱いてサンバナイト」

映画・テレビ音楽

映画音楽やテレビドラマの音楽も数多く手がけています。映画「V・マドンナ大戦争」や「塀の中のプレイ・ボール」、テレビドラマ「刑事貴族2」「刑事貴族3」など、映像作品を音楽で盛り上げています。

アニメ音楽

アニメ音楽にも力を入れており、「家庭教師ヒットマンREBORN!」のキャラクターソングや「戦国乙女〜桃色パラドックス〜」の楽曲などを担当しています。

CMソング

マクドナルドや花王、スズキ、NECなど、数多くの企業のCMソングを手がけています。特に、五十嵐浩晃の「街は恋人」は、スズキ・アルトのCMソングとして広く親しまれました。

トリビュートアルバムでの受賞

阿久悠プロジェクトのプロデューサーとしてトリビュートアルバムを制作し、第50回日本レコード大賞で企画賞を受賞しました。その後も、三木たかしのトリビュートアルバムで再び企画賞を受賞するなど、その功績が高く評価されています。

第50回日本レコード大賞 企画賞：「歌鬼（Ga-Ki）〜阿久悠トリビュート〜」
第54回日本レコード大賞 企画賞：「もしも明日が 〜三木たかしトリビュート〜」

社会活動への貢献

阪神・淡路大震災を経験したことをきっかけに、防災への意識を高め、東日本大震災以前から地域に向けて防災の重要性を発信していました。現在も、防災活動のプロデュースに力を注いでいます。

山崎一稔は、音楽家としての才能だけでなく、社会貢献活動にも積極的に取り組む人物です。彼の音楽は、これからも多くの人々に感動と希望を与え続けることでしょう。

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