山崎幸二

山崎幸二

山崎幸二（やまざき こうじ、1961年1月16日 - ）は、日本の陸上自衛官であり、第6代統合幕僚長を務めた人物です。山梨県西桂町出身で、防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊しました。

経歴

山崎氏は、西桂小学校、西桂中学校、吉田高等学校を経て、1983年3月に防衛大学校を卒業。土木工学を専攻しました。同期には、佐藤正久や竹原信一がいます。その後、陸上自衛隊幹部候補生学校を卒業し、施設科部隊に配属されました。

2016年7月1日、第36代北部方面総監に就任し、「任務完遂」を統率方針に掲げました。要望事項として「使命の自覚・練磨即応・地域との連携」を重視しました。

2017年7月28日、南スーダンPKO日報問題で辞任した岡部俊哉の後任として、陸上幕僚長に任命され、同年8月8日に第36代陸上幕僚長に就任しました。

2019年3月19日には、河野克俊の後任として第6代統合幕僚長に昇格し、同年4月1日に就任しました。統合幕僚長在任中は、アメリカや韓国の軍高官との会談を行い、国際的な連携を深めました。

2022年5月には、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、ロシア政府から入国を恒久的に禁止されました。これは、日本政府の対ロシア政策に対する報復措置の一環です。

2023年3月30日に退職。統合幕僚長としての在任期間は4年に及び、歴代3位の長さでした。

主な役職

1983年3月：防衛大学校本科土木工学専攻卒業、陸上自衛隊入隊
1997年7月：2等陸佐に昇任
2001年3月：第8施設大隊長兼第8師団司令部施設課長兼川内駐屯地司令
2002年1月：1等陸佐に昇任
2002年8月：陸上幕僚監部人事部補任課
2003年8月：陸上幕僚監部人事部補任課人事第1班長
2005年4月：中央資料隊付（米国陸軍戦略大学校留学）
2006年8月：陸上自衛隊研究本部研究員
2006年12月：陸上幕僚監部装備部装備計画課長
2008年8月1日：陸将補昇任、第4施設団長兼大久保駐屯地司令
2010年6月8日：西部方面総監部幕僚副長
2012年7月26日：陸上幕僚監部人事部長
2014年8月5日：陸将昇任、第9師団長
2015年3月30日：統合幕僚副長
2016年7月1日：第36代北部方面総監
2017年8月8日：第36代陸上幕僚長
2019年4月1日：第6代統合幕僚長
2023年3月30日：退職
2023年7月12日：防衛省顧問

栄典

2018年7月10日：レジオン・オブ・メリット・コマンダー（アメリカ合衆国）
2020年1月21日：レジオンドヌール勲章・オフィシエ（フランス）
2022年12月2日：オーストラリア勲章・オフィサー
2023年3月19日：レジオン・オブ・メリット・コマンダー（アメリカ合衆国）
2022年11月12日: セント・モーリス章

脚注

山崎幸二は、日本の防衛に大きく貢献した人物として、国内外から高い評価を受けています。

もう一度検索