山崎英明

山崎英明（やまさき ひであき）

日本のベーシスト、山崎英明（1974年12月4日生まれ）。鳥取県米子市出身で、その音楽キャリアは多岐にわたります。

人物

2008年から2012年まで、彼はSchool Food Punishmentのベーシストとして活躍しました。2016年からはsiraphのメンバーとしても活動しています。バンド活動と並行して、スタジオミュージシャンとしても幅広いアーティストの作品に参加しています。

幼少期から低音に親しんでおり、中学・高校時代はブラスバンド部でチューバを担当していました。ベースを始めたきっかけは、小学生の頃に見たC-C-B。当初はドラマーの笠浩二に惹かれていましたが、次第にベーシストの渡辺英樹に興味を持つようになったそうです。中学生時代にはZIGGYのファンになり、ベースを弾きたいという思いが芽生えましたが、父親に勧められてアコースティックギターを購入。尾崎豊、徳永英明、米米CLUBなどの楽曲をコピーしていました。高校生になって念願のベースを手に入れ、ZIGGYやX-JAPANのコピーバンドを始めました。

山崎が好むアーティストは、椎名林檎、RADWIMPS、GRAPEVINEなど。特にJ-POPが好きで、メロディアスなベースラインや美しいコード進行に魅力を感じています。歌がないと自身の存在意義を感じられないという考えから、インストバンドには興味がないとのことです。

来歴

山崎は、鳥取県米子市にあるヤマハパルス（ヤマハポピュラーミュージックスクール（PMS））のエレキベース科で学びました。19歳で上京し、音楽専門学校に入学。そこで高間有一、畑利樹、ギタリストの小沼ようすけなど、多くの音楽仲間と出会いました。専門学校ではプリズムの渡辺建に師事し、バンドを組んでインコグニートやアレサ・フランクリンなどの楽曲を演奏していました。

1998年、専門学校で知り合った長谷山豪、畑利樹と3ピースバンド・scopeを結成。インディーズながら事務所に所属し、給料を得て活動していました。scopeの活動と並行して、ワタナベ、コトホなどのバンドでも活動しました。

2008年、School Food Punishmentに加入し、2009年にメジャーデビューを果たします。エレクトロの要素を取り入れたロックサウンドと、メロディアスでうねるようなフレージング、そして生々しいグルーヴが融合したサウンドで注目を集めました。

2012年、School Food Punishmentは解散。その後は、再加入したscopeやヒグチアイ最強スリーピースで活動する傍ら、ヒグチアイをはじめとする様々なアーティストのサポートを行っています。

2016年には、元School Food Punishmentの蓮尾理之らとともにsiraphを結成しました。

参加バンド

scope（1998年 - ）
1998年に長谷山豪、畑利樹、山崎英明によって結成された3ピースバンド。メンバーの増減やメンバーチェンジを経て、現在はオリジナルメンバー3人で活動中。山崎は畑とともに2003年に脱退した後、サポートメンバーを経て2013年に再加入しました。
ワタナベ（2003年 - 2009年）
ボーカル&ギターのワタナベカズヒロを中心としたバンド。山崎は2004年に脱退。
コトホ（2005年 - 2010年）
2007年にnico、佐々木博史、畑利樹、山崎英明によって結成。2010年に活動休止。
School Food Punishment（2004年 - 2012年）
内村友美を中心とした4人組バンド。山崎は2008年4月に加入し、2012年の解散まで在籍。
ヒグチアイ最強スリーピース（2013年 - ）
ヒグチアイ、山崎英明、刄田綴色による3人編成バンド。2013年より不定期に活動中。
siraph（2016年 - ）
蓮尾理之、山崎英明、照井順政、山下賢、Annabelによって結成されたバンド。ライブでは齋藤雄磨による映像投影を交え、独特の世界観を演出。

ライブサポート/レコーディング

Anly
Annabel
いきものがかり
井上苑子
感傷ベクトル
柴咲コウ
住岡梨奈
たむらぱん
TRUSTRICK
baroque
ヒグチアイ
ビッケブランカ
ポルノグラフィティ
miwa
LOVE
なきごと

山崎英明は、確かな技術と幅広い音楽性で、日本の音楽シーンを支えるベーシストの一人です。

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