山形 - 鶴岡・酒田線

山形 - 鶴岡・酒田線について

山形 - 鶴岡・酒田線は、山形県山形市と鶴岡市、酒田市を結ぶ高速バス路線です。この路線は、山交バスと庄内交通の2社によって運行されており、かつては山交バスの便に「gassan号」、庄内交通の便に「112高速バス」という愛称が付けられていました。現在は、これらの愛称は使用されていません。

運行会社

山交バス: 山形営業所が担当し、山形 - 鶴岡間（エスモールバスターミナルまで）のみを運行します。
庄内交通: 鶴岡営業所と酒田営業所が担当し、山形 - 鶴岡間と山形 - 酒田間の両方を運行します。

運行経路

この路線の主な停留所は以下の通りです。

山形方面

山交ビル・山形駅前 - 南高前 - 山形県庁前 - (山形蔵王IC) - (山形自動車道) - 寒河江バスストップ - 西川バスストップ - (月山IC) - (月山道路) - 月山口 - (湯殿山IC) - 庄内あさひバスストップ - 庄内観光物産館 - エスモールバスターミナル - イオン酒田南店 - 酒田駅前

山形市内では、山交ビル → 山形駅前の順に停車します。
月山口は、鶴岡発着便の一部の便のみ停車します。
山交バスの便は全便エスモールバスターミナルまでの運行です。
庄内交通の一部の便はエスモールバスターミナルを経由しません。

特徴

全区間で乗降制限がないため、山形市内や庄内地方の停留所間のみの利用も可能です。
両社共通の普通回数券が発売されており、便利に利用できます。
山形自動車道が通行止めになった場合、寒河江バスストップの代わりに山交バス寒河江営業所、西川バスストップの代わりに西川町役場バス停に停車します。

運行回数

山形 - 鶴岡間：1日3往復（山交2往復、庄内交通1往復）
山形 - 酒田間：1日5往復（庄内交通のみ）
かつては元日を運休としていましたが、2008年からは通常運行しています。

歴史

この路線には、以下のような歴史があります。

2008年8月: 山交バスの便が酒田への乗り入れを廃止し、山形 - 鶴岡間の運行となりました。
2010年4月1日: 山形 - 鶴岡間の庄内交通の便が1往復減便されました。
2012年12月17日: 山形県庁前の山形行きの停車場所が、県庁前待合所から国道286号上の停留所に変更されました。
2013年4月1日: 山形 - 鶴岡間の山交バスの便が1往復減便されました。
2014年4月1日: 湯殿山口停留所が廃止されました（冬季休止のため、実際には2013年11月4日が最終日）。
2019年10月1日: 消費税増税に伴い、運賃が改定されました。
2020年4月6日: 新型コロナウイルスの影響で需要が減少し、庄内交通の便（2往復）が一時的に運休しました。
2020年4月22日: 庄内交通の全便（計6往復）が当面の間運休となりました。
2020年6月1日: 一部便（2往復）の運行が再開されました。
2020年6月26日: 一部便（1往復）の運行が再開され、計5往復となりました。
2020年7月1日: 全便の運行が再開されました。
2022年5月14日: 地域連携IC乗車カード「cherica」が導入されました。
* 2022年8月1日: 酒田駅前の再開発事業に伴い、庄内交通バスターミナルが移転し、「酒田駅前」に改称されました。

使用車両

両社とも原則としてハイデッカー4列シート車を使用しています。鶴岡発着便には化粧室のない車両が使用される場合があり、その際は月山湖PAでトイレ休憩があります。また、庄内交通の便にはコンセントを搭載した車両が運用されていますが、全ての便ではありません。山交バスの便には、現在のところコンセント搭載車両は運用されていません。

この路線は、山形と庄内地方を結ぶ重要な交通手段として、地域住民や観光客に利用されています。

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