山本みどり

山本みどり：幅広いジャンルで活躍するベテラン女優

山本みどり（やまもと みどり）は、1957年12月2日生まれの日本の女優です。静岡県富士市出身で、東京女子大学短期大学部を卒業しています。数々の事務所を経て、現在はMISSIONに所属しています。

若き日の活動とデビュー

高校時代から大学時代にかけては演劇部に所属し、演技の基礎を培いました。大学在学中には劇団夢の遊眠社にも参加し、舞台経験を積んでいます。本格的な女優としてのキャリアは、1978年にTBSのポーラテレビ小説『夫婦ようそろ』の主演に抜擢されたことから始まりました。4619人もの応募者の中から選ばれたこのオーディション合格は、彼女の才能を証明する大きな一歩となりました。

テレビドラマでの活躍

デビュー後、山本みどりはテレビドラマを中心に活躍の場を広げていきます。数多くの作品に出演し、時代劇から現代劇まで幅広い役柄を演じ分けています。特に、『水戸黄門』シリーズへの出演は長く続き、1994年時点ではゲスト出演回数の女優部門で歴代3位にランクインするほどでした。これは彼女の演技力の高さと、制作陣からの信頼の厚さを示すものと言えるでしょう。

代表的な出演作品には、『ふれ愛』（東海テレビ制作昼ドラマ）があります。この作品は台湾でも放映され、高い人気を獲得しました。他にも、『特捜最前線』『江戸を斬るシリーズ』『桃太郎侍』『暴れん坊将軍シリーズ』『大岡越前』など、人気時代劇への多数の出演が彼女の知名度をさらに高めました。現代劇では、『土曜ワイド劇場』や『火曜サスペンス劇場』、『月曜ドラマスペシャル』など数多くのミステリー作品にも出演し、高い演技力で視聴者を魅了しました。

多彩な才能と趣味

山本みどりは女優としての活動以外に、特技としてピアノを挙げ、趣味もアイススケート、バレーボール、卓球、水泳、テニス、茶道（表千家）、華道（草月流）と多岐に渡ります。これらの多様な趣味は、彼女の豊かな感性と、常に新しいことに挑戦しようとする意欲の表れと言えるでしょう。

舞台や映画への出演

テレビドラマだけでなく、舞台にも数多く出演しています。代表作として『徳川の女たち』『鹿鳴館』『一弦の琴』『美食倶楽部』などがあります。また、映画にも『スパルタの海』『光芒～ひとすじの光～』などに出演し、幅広い活躍を見せています。

写真集の出版

1983年には写真集『清純派女優の大冒険』（ビーイング出版社）を出版しています。ビーイング出版社設立記念作品として制作されたこの写真集は、彼女の若き日の姿を捉えた貴重な資料となっています。

まとめ

山本みどりは、デビュー以来、長年に渡り第一線で活躍を続けるベテラン女優です。時代劇から現代劇まで、幅広いジャンルの作品で高い演技力を発揮し、多くの視聴者から支持されています。多様な趣味や特技を持つ彼女の今後の活躍にも期待が高まります。

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