山添茂

山添茂の経歴と業績

山添茂（やまぞえ しげる、1955年8月11日生まれ）は、日本の実業家であり、多様な経歴を持っています。彼は、丸紅の副会長やフジテック取締役会議長をはじめ、日本カザフスタン経済委員会会長など、多くの役割を果たしてきました。

初期の人生と学業

山添は新潟県西蒲原郡巻町（現在の新潟市西蒲区）に生まれ、1978年に一橋大学経済学部を卒業しました。在学中は卓球部に所属しており、その中での経験が後の人脈形成に大いに役立ったとされています。また、彼の先輩には後に日清紡ホールディングスの社長となる河田正也や、三井物産の副社長を務めた川嶋文信がいます。

丸紅でのキャリア

大学卒業後、山添は丸紅に入社しました。彼のキャリアは電力インフラ建設事業に焦点を当てており、まずはフィリピンでの駐在を経験しました。2005年には電力・プラント部門の長補佐、続いて2006年には執行役員として電力部門長に就任しました。

特に2006年にはJamaica Public Service Companyの買収を実現し、その後も2009年に常務執行役員、2010年には常務執行役員としての職務が続きました。彼は社長補佐や管掌役員としても積極的に業務を推進していきました。2012年には専務執行役員に昇進し、さらには2015年から2018年まで副社長執行役員を務めました。

重要な役職と貢献

2016年には、丸紅の代表取締役副社長となり、CSOや秘書部担当役員補佐としても活動しました。東アジア総代表として、多国間の経済協力にも貢献しています。また、経済同友会や東京交響楽団、日本ミャンマー協会などでの役職も持ち、多方面にわたるネットワークを築いてきました。

2019年にはみずほキャピタルパートナーズの監査役に就任し、2020年には丸紅パワー&インフラシステムズの会長を務めました。

フジテックでの解任

2023年にはフジテックの取締役会議長を解任されるという出来事がありました。この解任は、オアシス・マネジメントによる臨時株主総会で決定され、特に注目を集めました。この背後には、会社内部の複雑な状況があったとされています。

結論

山添茂は、数多くの役職を歴任し、ビジネスの世界での豊富な経験を持つ実業家です。彼の経歴は、他の経営者たちにとっても興味深い参考材料となり、今後のビジネス界においても注目される存在であり続けるでしょう。

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