山田町 (八王子市)

山田町（やまたまち）

東京都八王子市南部に位置する山田町は、住居表示が実施されていない単独の町名です。郵便番号は193-0933で、八王子南郵便局の管轄下にあります。

地理

山田町は、八王子市の南部、横山丘陵の上に広がっています。町の北部には山田川が流れ、京王高尾線が南北を分断するように走っています。京王高尾線には山田駅がありますが、これは隣接する緑町に所在します。この地域は、かつては農村地帯でしたが、1967年の京王高尾線開通を機に、住宅地としての開発が急速に進みました。一方で、北部には東京都指定史跡である広園寺をはじめとする、歴史的な寺院が点在しています。

山田町は、東側で緑町、西側でめじろ台、南側で小比企町・椚田町、北側で散田町と隣接しています。

河川

山田川

歴史

地名の由来

山田町の地名の由来については、いくつかの説があります。

耕作地説: かつて片倉城の重要な耕作地であった三つの田んぼ、「散田」（現在の散田町一・三・四丁目付近）、「三田」（現在の散田町五丁目から東浅川町東側の三田地域付近）、「山田」（現在の散田町二丁目から山田町・めじろ台付近）から名付けられたという説。
広園寺付近の土地説: 広園寺のある付近の土地を「山田（さんだ）」と呼んでいたことに由来するという説。

沿革

1667年（寛文7年）: 検地により、現在の散田町、並木町、山田町の全域、めじろ台のほぼ全域、東浅川町東側の三田地域、台町の一部が、武蔵国多摩郡散田村として確定しました。
1889年（明治22年）4月1日: 町村制の施行により、神奈川県南[[多摩郡]]散田村が下長房村、下椚田村、館村、寺田村、大船村と合併し、横山村が成立しました。
1955年（昭和30年）4月1日: 横山村が八王子市に編入されました。
1956年（昭和31年）10月1日: 旧横山村のうち、旧散田村小字山田の地域が山田町となりました。
1967年: 西部の現在のめじろ台の地域で、京王帝都電鉄（現在の京王電鉄）による京王めじろ台団地の分譲が開始され、山田駅（緑町）及びめじろ台駅が開業しました。
1968年（昭和43年）5月1日: 京王めじろ台団地の地域がめじろ台として分離しました。
1981年（昭和56年）3月1日: 住居表示の実施により、一部が散田町2丁目に編入されました。

世帯数と人口

2017年（平成29年）12月31日現在の情報では、山田町の世帯数と人口は以下の通りです。

小・中学校の学区

山田町に居住する児童・生徒が市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りです。

交通

道路

東京都道・神奈川県道506号八王子城山線
椚田遺跡公園通

路線バス

京王バス南
京王八王子駅〜山田〜上大船・法政大学・東京家政学院

施設

行政

八王子市斎場

教育

八王子市立山田小学校
めじろ保育園
光明第五保育園
永明院ルンビニ幼稚園

商業

AOKI八王子めじろ台店

公園・神社・寺院

広園寺
同証院
永明院
西笑禅院
雲龍寺

史跡

広園寺 - 東京都指定史跡
山田町遺跡 - 縄文時代中期の遺跡

関連項目

山田町 (曖昧さ回避)

参考文献

角川日本地名大辞典
Web八王子事典

脚注

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