山田秀俊

山田秀俊：多彩な才能で彩る日本の音楽シーン

山田秀俊（やまだ ひでとし）は、1952年3月20日生まれ、大分県津久見市出身の音楽家です。ピアニスト、キーボーディスト、作曲家、編曲家、シンガーソングライターとして、日本の音楽シーンで幅広く活躍しています。B型。

生い立ちと音楽への目覚め

幼少期から音楽に親しみ、中学校でピアノを独学で習得。初めてピアノに触れた際、即興で作曲できたというエピソードは、彼の天賦の才能を物語っています。加山雄三やグループ・サウンズの楽曲を聴き覚え、ピアノで再現できたそうです。

慶応義塾大学文学部でフランス文学を専攻しますが、20歳の頃に音楽の道へ進むことを決意。南こうせつに誘われ、「かぐや姫」のライブでピアノを担当したことが、プロの音楽家としてのキャリアの始まりでした。

プロとしての躍進

1974年、吉川忠英とHome madeにキーボーディストとして参加し、ライブ活動を開始。その後、ビリーバンバン、五輪真弓、南こうせつ、原田真二、吉田拓郎、水谷豊など、数多くのアーティストの全国ツアーをサポートしました。スタジオミュージシャンとしても活躍し、レコーディングの仕事も増えていきました。

1980年代から90年代にかけては、松田聖子、中森明菜、小泉今日子、中山美穂といった人気アイドルや、ジャニーズ系の男性アイドル、長渕剛、浜田省吾、中西圭三、SING LIKE TALKING、杉山清貴、さだまさしなど、多岐にわたるジャンルのミュージシャンのレコーディングに参加。また、「ディノス」「日本たばこ」「ミサワホーム」などのCM音楽の作曲、ボーカル、コーラスも担当しました。

2000年以降は、ライブ活動を中心に活動。森山良子、谷村新司らのコンサートツアーに参加したほか、2007年からは鈴木トオルのライブにも参加しています。

病との闘いと新たな決意

2012年頃から体調に異変を感じ始め、2013年にはパーキンソン病と診断されます。3年間の闘病生活を送る中で、「これからは自分のために弾く」という意識の変化が生まれたそうです。

病状と向き合いながらも音楽活動への復帰を目指し、2016年3月には自身初のオリジナル・アルバム『HOW DO YOU DO?』をリリース。2017年6月には、大村雅朗メモリアル・ライブで福岡市を中心に活動するシンガー、宮崎のりこと出会い、翌2018年7月にはコラボレーションアルバム『Memorial』を発表。長年の夢だった弾き語りライブを全国各地で開催しています。

影響を受けたアーティスト

ジェイ・グレイドン、デイヴィッド・フォスター、エルトンジョン、カーペンターズ、キャロルキング、TAKE 6、シンガーズ・アンリミテッドなど、幅広いジャンルのアーティストから影響を受けています。

音楽作品

アルバム

HOW DO YOU DO?（2016年）
Memorial（2018年・宮崎のりことのコラボレーション作品）

レコーディング参加作品

数多くのアーティストのアルバムやシングルに参加。幅広いジャンルでその才能を発揮しています。

（詳細なレコーディング参加作品リストは省略）

作曲

村瀬由衣 - 「READ ME」「素肌にダンガリーシャツ」
More Than Paradise - 「砂の上のLove Story」「FIREWORKS」
MISIA - 「あの夏のままで」
Beverly - 「Endless Harmony feat.LOREN」

編曲

EXILE - 「One love -Piano Version-」
白鳥英美子 - 「故郷」
NEWS - 「あなたがとなりにいるだけで」（コーラス、コーラスアレンジ）

作・編曲

SweetS - 「ありがとう」
田原俊彦 - 「Send a little love」
米倉千尋 - 「Open Your Eyes」

山田秀俊は、その卓越した音楽的才能と、常に新しい音楽に挑戦する姿勢で、これからも日本の音楽シーンを豊かに彩り続けるでしょう。

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