岐阜県道207号各務原美濃加茂線

岐阜県道207号各務原美濃加茂線

概要

岐阜県道207号各務原美濃加茂線は、岐阜県各務原市を起点とし、加茂郡坂祝町を経由して美濃加茂市に至る一般県道です。この路線は、かつて国の管理する国道21号の一部であった区間であり、その歴史的背景を持っています。地域の幹線道路として重要な役割を担っています。

具体的には、国道21号の坂祝バイパス建設に伴い、並行する従来の現道区間が2018年（平成30年）4月1日付けで国土交通省から岐阜県へと管理が移管されたものです。これにより、国の直轄管理路線から県の管理する一般県道へとその位置づけが変更されました。路線の起点近く、各務原市内の鵜沼IC交差点から鵜沼東町交差点にかけての区間は、かつて鵜沼バイパスの一部として供用されていた名残で、現在も片側2車線で整備されており、比較的交通容量の大きい区間となっています。

路線データ

この路線の詳しい情報は以下の通りです。

起点: 岐阜県各務原市鵜沼東町1丁目91番1（鵜沼IC交差点）
終点: 岐阜県美濃加茂市御門町2丁目字赤池上314番1（新太田橋交差点）
重要な経過地: 岐阜県加茂郡坂祝町
延長: 12,363メートル
幅員: 8.5メートルから115.0メートルと、区間によって大きく異なります。

沿革

本路線の県道としての歴史は比較的新しいです。

2018年（平成30年）3月31日：岐阜県道の路線として認定され、同日付で供用開始の告示がなされました。
2018年（平成30年）4月1日：国土交通省の国道指定から正式に外れ、管理主体が岐阜県へ移管されました。

地理

通過する自治体

この県道が通過する市町は以下の通りです。

岐阜県各務原市
岐阜県加茂郡坂祝町
岐阜県美濃加茂市

接続する主な道路

通過する各自治体において、様々な主要道路と接続しています。

各務原市
起点である鵜沼IC交差点では、東に延びる国道21号（鵜沼バイパスおよび坂祝バイパス）と接続しており、広域幹線道路網へのアクセスを提供しています。
鵜沼東町交差点では、愛知県春日井市方面へ向かう岐阜県道27号春日井各務原線と接続します。
加茂郡坂祝町
勝山西交差点では、岐阜県道346号富加坂祝線と接続します。
美濃加茂市
太田本町4交差点では、名古屋方面へ向かう国道41号（名濃バイパス）と接続しています。
太田本町1交差点では、岐阜県道347号蜂屋太田線と接続します。
* 終点である新太田橋交差点では、再び国道21号と接続するとともに、国道248号（重複）および岐阜県道371号美濃加茂川辺線とも交差・接続しています。

まとめ

岐阜県道207号各務原美濃加茂線は、旧国道21号という歴史を持ち、地域の主要都市である各務原市と美濃加茂市を坂祝町経由で結ぶ重要な生活道路および幹線道路としての機能を担っています。県道移管後も、地域住民の移動や物流を支える上で欠かせない存在です。

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