岐阜県道72号恵那蛭川東白川線

岐阜県道72号恵那蛭川東白川線

岐阜県道72号恵那蛭川東白川線は、岐阜県恵那市長島町中野を起点とし、中津川市蛭川を経由して加茂郡東白川村に至る主要地方道です。この道路は、地域の交通網において重要な役割を果たしており、沿線には観光地や生活に密着した施設が点在しています。

概要

起点となる恵那市では、恵那IC北交差点から中央自動車道に沿って進み、阿木川の左岸に沿って北上します。木曽川を東雲橋で渡ると、今度は和田川に沿って進みます。中津川市蛭川に入ると、博石館の前を通過し、蛭川の市街地を迂回しながら再び和田川沿いを北へ。遠ヶ根峠を越えて白川町に入り、鱒淵川を渡った先で岐阜県道70号白川福岡線と合流し、約5km重複します。その後、白川町黒川の中心部で70号線と分かれ、柿反川に沿って北東に進み、大多尾峠を越えて東白川村に入り、国道256号との交点が終点となります。

特徴

この県道は、恵那市から東白川村まで、山間部を縫うように走る変化に富んだルートが特徴です。特に、遠ヶ根峠や大多尾峠などの峠越えは、ドライブやツーリング愛好家にとっても魅力的なポイントです。また、沿線には、大井ダムや博石館、恵那峡などの観光スポットも点在しており、自然を満喫できるコースとなっています。

歴史

1993年（平成5年）5月11日に、旧建設省によって主要地方道に指定され、1994年（平成6年）4月1日に岐阜県によって正式に路線が認定されました。これにより、地域の主要な交通路としての役割が明確になりました。

路線データ

起点: 岐阜県恵那市長島町中野 恵那IC北交差点（岐阜県道68号恵那白川線交点）
終点: 岐阜県加茂郡東白川村神土（国道256号交点）
実延長: 38.246km

道路状況

この路線は、一部区間で重複区間があります。

重複区間:
岐阜県道408号中野方苗木線（中津川市蛭川）
岐阜県道70号白川福岡線（加茂郡白川町黒川）

道路施設

東雲大橋（木曽川、恵那市）
東雲橋（木曽川、恵那市）

老朽化した東雲橋の代替として、東雲バイパスが整備され、2015年（平成27年）には東雲大橋が開通しました。これにより、交通の円滑化が図られています。

地理

終点付近には、木曽川水系飛騨川支流である白川が流れています。

通過する自治体

この県道は以下の自治体を通過します。

岐阜県
恵那市
中津川市
加茂郡
白川町
東白川村

交差する道路

岐阜県道68号恵那白川線（恵那市長島町中野 恵那IC北交差点）
岐阜県道408号中野方苗木線（中津川市蛭川）
岐阜県道70号白川福岡線（加茂郡白川町黒川）
国道256号（加茂郡東白川村神土）

周辺施設

沿線には以下の施設があります。

恵那インターチェンジ（中央自動車道）
市立恵那病院
恵那峡
大井ダム
博石館
白川町立黒川中学校
白川町立黒川小学校
東白川村病院

主な峠

この路線には、以下の峠があります。

遠ヶ根峠（中津川市 - 白川町）
大多尾峠（白川町 - 東白川村）

別名

遠ヶ根サルスベリ街道（恵那市）
恵那峡さくら街道（恵那市）

岐阜県道72号恵那蛭川東白川線は、地域の生活と観光を支える重要な道路であり、変化に富んだ景観と沿線の施設が魅力の路線です。

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