岡山北バイパス

岡山北バイパスの概要

岡山北バイパスは、岡山県岡山市北区伊島町2丁目から御津中山にかけて延長10.5キロメートル（km）にわたる国道53号のバイパスで、岡山・鳥取を結ぶ主要幹線道路です。また、一部区間は地域高規格道路である空港津山道路の一部を構成しています。このバイパスは岡山ICや岡山空港へのアクセスを向上させ、重要な第二次緊急医療施設への連絡も強化しています。

道路の基本情報

岡山北バイパスの起点は岡山市北区伊島町2丁目の伊島北町交差点で、終点は岡山市北区御津中山にあります。全長は10.5キロメートルで、このうち岡山市北区伊島町2丁目から同区吉宗までの8.7キロメートルが現在暫定的に供用されています。バイパスの規格は第4種第1級で、道路の幅員は27.0メートルから50.0メートルあり、完成時には6車線での供用が予定されています。

車線と交通規制

バイパスの一部では、津高大橋付近にて上下線が一つの橋を共用するため、実質的に合計3車線の運用が行われています。この区間は岡山市街地と津山方面を結ぶ重要な交通路であり、渋滞の発生が常態化していましたが、2012年には新たな橋梁が完成し、車線数が増加して津山方面も2車線化されました。

現行の制限速度は、伊島町2丁目から津島京町1丁目間が50 km/h、津島京町1丁目から田益間が60 km/hに設定されています。

建設の歴史

岡山北バイパスの事業は1958年に都市計画が決定され、1974年から本格的な着工が始まりました。1988年には一部区間が暫定的に供用され、その後の年は拡幅工事や新たな橋梁の建設が進められました。
特に1993年には山陽自動車道岡山ICの開通に伴い、岡山市内から不要な旧道を通らずにバイパスを通じてアクセスできるようになり、交通量が大幅に増加しました。2012年には津高高架橋区間が4車線化され、これにより道路の利用効率が向上しました。

現在の路線状況

現時点では、岡山市北区吉宗から御津中山間の1.8キロメートルが未供用であるものの、全体としては暫定的に供用されています。将来的には全線が6車線化され、さらなる交通量の増加が見込まれています。

附属施設

岡山北バイパスには、津高大橋や津高高架橋、辛香トンネルなどの重要な道路施設があります。それぞれの施設は、通行の際の安全性や快適性を向上させており、地域交通の重要な部分を担っています。

まとめ

岡山北バイパスは岡山県内での交通の利便性を大いに向上させており、今後の地域発展にも寄与することが期待されています。この路線の整備が完了すれば、さらに快適な交通環境が実現することでしょう。

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