岡山県の廃止市町村一覧

岡山県廃止市町村一覧：1889年以降の合併と統合の歴史

この文書は、1889年6月1日の市町村制施行以降、岡山県において合併、統合、編入などにより廃止された市町村をまとめた一覧です。単なる名称変更や所属郡の変更のみのケースは除外しています。

廃止の経緯

市町村の廃止は、大きく分けて以下の3つのパターンに分類されます。

1. 町制・市制施行による廃止: 村が町制、町が市制を施行し、町または市になった場合。この際に名称変更が伴った場合も廃止とはみなされません。
2. 合併による廃止: 複数の市町村が合併し、新たな市町村が誕生した場合。編入合併では存続する市町村は廃止されず、廃止された市町村のみが対象となります。新設合併では、旧市町村は全て廃止となります。ただし、名称が引き継がれた場合も、旧市町村は廃止市町村一覧に含まれます。（例: 旧・総社市 → 新・総社市）
3. 分割・分立による廃止: 市町村が分割または分立された場合。分割によって廃止された市町村は一覧に含まれますが、分立で存続した市町村は除外します。

年代別廃止市町村一覧

以下に、1897年から2007年までの廃止市町村を年代別に示します。それぞれの市町村の廃止日は、合併や編入などの具体的な経緯とともに記載しています。詳細な経緯は、それぞれの市町村の合併に関する資料を参照ください。

1899年以前

浅口郡玉島村 (1897年5月26日): 浅口郡玉島町の新設により廃止
浅口郡阿賀崎村 (1897年5月26日): 浅口郡玉島町の新設により廃止
上道郡三櫂村 (1899年8月1日): 岡山市への編入により廃止
御野郡古鹿田村 (1899年8月1日): 岡山市、御野郡鹿田村、福浜村への分割編入により廃止

1900年～1909年

(この期間の廃止市町村は多数あり、以下に一部を抜粋して記述します。詳細な一覧は、岡山県の関連資料を参照ください。)

東南条郡津山東町 (1900年4月1日)：西北条郡津山町への編入（郡の合併により苫田郡津山町となる）により廃止
後月郡東江原村、後月郡神代村 (1900年4月1日)：後月郡荏原村新設により廃止
後月郡下鴫村、後月郡山村、後月郡上鴫村 (1900年4月1日)：後月郡共和村新設により廃止
… (多数の合併、編入事例あり)

1910年～1919年

この10年間は、県内に廃止市町村はありませんでした。

1920年～1929年

御津郡伊島村、御津郡石井村、御津郡鹿田村 (1921年3月1日): 岡山市への編入により廃止
御津郡御野村 (1921年3月1日): 岡山市、御津郡牧石村への分割編入により廃止
… (多数の合併、編入事例あり)

1930年～1939年

御津郡福浜村 (1931年4月1日): 岡山市への編入により廃止
上道郡宇野村、上道郡平井村 (1931年4月1日): 岡山市への編入により廃止
… (多数の合併、編入事例あり)

1940年～1949年

久米郡龍川村 (1940年4月1日): 久米郡弓削町の新設により廃止
児島郡宇野町、児島郡日比町 (1940年8月3日): 玉野市新設により廃止
… (多数の合併、編入事例あり)

1950年～1959年

(この期間は多くの市町村合併が行われ、廃止市町村が多数存在します。以下に例をいくつか示します。詳細は、岡山県の関連資料をご確認ください。)

児島郡粒江村 (1950年9月1日): 倉敷市への編入により廃止
和気郡伊部町、和気郡片上町 (1951年4月1日): 和気郡備前町の新設により廃止
… (非常に多数の合併、編入事例あり)

1960年～1969年

小田郡北川村 (1960年4月1日): 笠岡市への編入により廃止
西大寺市 (1969年2月18日): 岡山市への編入により廃止

1970年～1979年

御津郡一宮町、御津郡津高町、吉備郡高松町 (1971年1月8日): 岡山市への編入により廃止
… (多数の合併、編入事例あり)

1980年～1999年

この20年間は、県内に廃止市町村はありませんでした。

2000年～

(平成の大合併以降の廃止市町村は多数あり、以下に一部を抜粋します。詳細は、岡山県の関連資料を参照ください。)

旧・高梁市、上房郡有漢町、川上郡成羽町、川上郡川上町、川上郡備中町 (2004年10月1日): 高梁市新設により廃止
… (多数の合併、編入事例あり)

まとめ

以上のとおり、岡山県では市町村制施行以来、多くの市町村が合併や統合によって廃止されてきました。この一覧は、その歴史の一端を示すものです。より詳細な情報については、岡山県や各市町村の公式ウェブサイト、歴史資料などを参照することをお勧めします。

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