津高町

津高町について

津高町（つだかちょう）とは、岡山県御津郡に位置していた町であり、1971年に岡山市に統合される形で廃止されました。現在は岡山市北区の津高地域として存在しています。

歴史的背景

津高町の歴史は古く、かつては備前国津高郡津高郷の広大な領地の一部でした。この地域は応仁・文明時代から松田氏が支配しており、1600年には小早川秀秋が、続いて1603年には池田忠継が岡山藩主として貸与されました。池田氏がこの地を治めるようになり、明治維新までその支配が続きました。

1889年に町村制が施行されると、地域は野谷村、馬屋上村、横井村の三村に分かれて誕生しました。その後、1953年にはこれらの村の合併が検討されたものの、実現には至らず、1955年には野谷村と馬屋上村が統合し津高村が設立されました。その後、横井村との合併協議を経て、1959年には津高町が誕生しました。

町の設立から12年後の1971年1月8日、津高町は岡山市に編入され、この時の12の大字のうち中原は津高と改名され、岡山市の大字として引き継がれました。2009年には岡山市が政令指定都市へ移行し、津高地域は同市北区に含まれるようになりました。

津高町の沿革

• - 1889年（明治22年）6月1日: 町村制施行に伴い、野谷村、馬屋上村、横井村が設立。
• - 1900年（明治33年）4月1日: 津高郡が御野郡と合併し、御津郡となる。
• - 1953年（昭和28年）: 野谷村に一部の地域が御津町から編入。
• - 1955年（昭和30年）3月1日: 野谷村と馬屋上村が合併し、津高村が誕生。
• - 1959年（昭和34年）2月1日: 津高村と横井村が合併し、津高町が設立。
• - 1971年（昭和46年）1月8日: 津高町が岡山市に編入される。
• - 2009年（平成21年）4月1日: 岡山市が政令指定都市に移行し、津高地域は北区に編入。

人口と住環境

津高町時代の人口は様々な変遷を経て減少傾向を示し、住環境も岡山市との統合を経て大きな変化を遂げました。現代の津高地域は、岡山市における生活の一部として発展しており、周辺地域と連携しながら新たな文化やサービスが形成されています。

参考情報

この地域の歴史や変遷については「岡山市と周辺市町村合併の記録（1971年）」などの資料が豊富に存在し、役に立ちます。

関連項目

• - 岡山県の廃止市町村一覧
• - 津高地域

津高町は岡山の歴史の中で重要な位置を占める町であり、その名は現在も津高地域として色濃く残っています。

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