岡本椛里

岡本 椛里の多彩な道のり

岡本 椛里（おかもと かおり、1963年2月26日生まれ）は、日本の女優、タレント、実業家、ヨガインストラクター、元レーサーとして知られています。東京都東久留米市出身で、玉川大学を卒業しています。彼女の芸能界デビューは1981年で、池袋のサンシャインシティでモデルとして働いていた際にスカウトされました。1982年には、にっかつの映画「（本）噂のストリッパー」で主演を務め、注目を集めることとなります。この作品を皮切りに、岡本は数々のにっかつ作品やテレビドラマ、バラエティ番組で活躍し、名を馳せました。

輝かしい女優業からレーサーへ

岡本は、友人の誘いでカーレースの観戦に行った際、TOYOTAの関係者から参加の提案を受け、22歳でレーサーデビューを果たします。それにより、女優業を引退し、レースに専念することを決意しました。彼女は1986年から1991年まで全日本ツーリングカー選手権（JTC）にチーム・トムスから参加し、スパ・フランコルシャン24時間レースにも出場しました。また、1990年から1992年にかけてパリ・ダカールラリーにも参加し、1991年には初完走を達成。日本人女性として初めての功績でした。

健康への試練と新たな挑戦

しかし、24歳で子宮頸がんを発症し、31歳で再発したことで、レース活動からの引退を余儀なくされます。入院中に大学に合格し、その後、41歳のときにアメリカでヨガインストラクターの資格を取得しました。2005年には、「一陽来福」という株式会社を設立し、ヨガ教室の運営を始めます。また、和菓子販売のビジネスにも参入し、「禅ドーナツ」がヒットし、2011年には約2億円の売上を記録しました。しかし、2015年には売上高が8800万円に減少し、2017年に運営会社は破産手続きへと至りました。

多様なメディアでの活躍

岡本は、バラエティ番組やテレビドラマ、映画の出演が非常に多岐にわたります。バラエティ番組には「鶴ちゃんのトッピング」や「森田一義アワー 笑っていいとも!」などがあり、テレビドラマでは「昭和四十六年 大久保清の犯罪」や「少女に何が起ったか」などに出演しました。また、映画にも数多く出てもおり、特ににっかつ作品が多いです。彼女の独自の魅力と演技力は多くのファンに支持されています。

著作とレース戦績

岡本は自身の活動に関連した書籍も多く執筆しています。ヨガに関する本をはじめ、アウトドアに関する書籍など幅広く著作活動を行ってきました。彼女のレース活動においても優れた成績を収めており、全日本ツーリングカー選手権などでその力を発揮しています。

結論

岡本 椛里は、女優業からレーサー、実業家、ヨガインストラクターと多くの顔を持つ、非常に多才な人物です。挑戦を続ける彼女のキャリアは、多くの人々に希望と勇気を与えています。

もう一度検索