岡村隆則

岡村 隆則に関する詳細

岡村隆則（おかむら たかのり）は1954年10月2日生まれ、山口県の出身です。彼は元プロ野球選手として外野手として活躍し、野球指導者としても知られています。

来歴・人物

岡村は柳井高等学校に在学中の1972年、左翼手として夏の甲子園に出場しました。杉本義勝投手の素晴らしいピッチングにより、チームは決勝戦へと進みましたが、津久見高校のエース水江正臣に抑えられ、無念の準優勝に終わりました。高校卒業後、彼は中央大学に進学し、東都大学野球リーグで活躍します。大学では1年上のエース田村政雄を擁し、2度のリーグ優勝を果たしました。彼自身も1973年の全日本大学野球選手権決勝や、1974年の明治神宮野球大会での勝利に貢献しました。

岡村は1976年に日米大学野球選手権の日本代表としても選出され、リーグ通算97試合に出場し、打率.263と堅実な成績を残しました。また、2度にわたりベストナインに選ばれるなどの実績もあります。大学同期には後にプロでも活躍する林博之がいます。

その後、社会人野球の河合楽器に加入し、1979年の都市対抗で日本楽器の補強選手として出場。その活躍により、チームは準決勝に進出しました。さらに1980年にはアマチュア野球世界選手権の日本代表に選出され、銅メダルを獲得しました。この年、都市対抗でも河合楽器の一番打者としてプレーし続けました。この時期に、岡村はピアノ調律師の資格も取得しました。

1981年、岡村は西武ライオンズからプロ野球ドラフトで2位指名を受けて入団しました。彼は即戦力と期待され、1982年には右翼手や中堅手として57試合に先発出場しました。同年の日本シリーズでも全試合に出場し、15打数中6安打を記録しました。しかし、西武の外野陣は層が厚く、レギュラーとしてはなかなか定着できませんでした。1985年には中堅手の定位置を西岡良洋と争い、67試合に先発。その年の5月22日にはサイクル安打を達成し、日本シリーズでも活躍しました。

現役引退後はスカウトを経て、2008年から2009年にかけて一軍外野守備走塁、一塁ベースコーチを務め、その後再びフロントに入りました。2012年にはライオンズアカデミーの校長を務めていました。その後、2022年12月7日にBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスで野手コーチに就任することが発表されました。

詳細な記録

岡村のプロとしての初出場は1981年4月4日、対ロッテオリオンズ戦でした。その試合で初打点と初安打も記録します。初本塁打は1981年9月29日、対近鉄バファローズ戦でのものでした。そして1985年には1イニング2本塁打を達成するなど、特異な成績を残しました。

彼の背番号はプロ在籍中28、またコーチ業時代には82や88をつけていました。

岡村隆則はプロ野球界における重要な存在であり、シーズンごとに彼の成績や功績は広く認識され続けています。

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