岩並秀一

岩並秀一（いわなみ しゅういち）は、1958年11月19日に生まれ、日本の海上保安官として長年活躍した人物です。特に、第45代海上保安庁長官を務めたことで知られています。

生い立ちと海上保安庁入庁

岩並氏は東京都出身で、東京都立武蔵高等学校を卒業後、海上保安大学校（通信）に入学しました。1981年3月に海上保安大学校本科を卒業し、海上保安庁に入庁しました。

海上保安庁でのキャリア

海上保安庁では、第三管区海上保安本部次長、第二管区海上保安本部長、警備救難部長などの要職を歴任しました。これらの職務を通じて、日本の海上の安全確保に大きく貢献しました。

2017年4月1日には海上保安監に就任し、2018年7月31日には海上保安庁長官に就任しました。長官在任中は、海上保安庁の指揮を執り、日本の領海警備や海難救助活動を統括しました。

海上保安庁退官後

2020年1月7日に海上保安庁長官を辞職し、同年8月1日には三菱重工業株式会社の顧問に就任しました。海上保安庁で培った経験と知識を、民間企業である三菱重工業で活かしています。

年表

以下に、岩並氏の主な経歴を年表形式でまとめました。

1977年04月：海上保安庁採用
1981年03月：海上保安大学校本科卒業
1997年
04月：海上保安庁警備救難部航行安全課航行指導室専門官
07月：海上保安庁総務部秘書課長官秘書
1998年07月：海上保安庁第三管区海上保安本部警備救難部航行安全課長
1999年04月：海上保安庁警備救難部救難課専門官
2000年04月：海上保安庁警備救難部警備第二課補佐官
2001年04月：海上保安庁警備救難部管理課長補佐
2003年04月：海上保安庁佐世保海上保安部巡視船ちくご業務監理官
2004年04月：海上保安庁警備救難部警備課
2006年04月：海上保安庁敦賀海上保安部長
2008年04月：海上保安庁第五管区海上保安本部警備救難部長
2010年10月：海上保安庁警備救難部警備課領海警備対策官
2011年09月：海上保安庁警備救難部警備課長
2013年04月：海上保安庁第三管区海上保安本部次長
2014年04月：海上保安庁第二管区海上保安本部長
2016年06月：海上保安庁警備救難部長
2017年04月01日：海上保安監
2018年07月31日：海上保安庁長官
2020年01月07日：辞職
2020年08月01日：三菱重工業株式会社顧問

まとめ

岩並秀一氏は、長年にわたり海上保安庁で様々な職務を歴任し、日本の海上の安全確保に尽力した人物です。特に、海上保安庁長官としての功績は大きく、日本の海を守る上で重要な役割を果たしました。退官後も、三菱重工業株式会社の顧問として、その経験と知識を活かしています。

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