岩崎芳美

岩崎芳美選手の競艇人生

岩崎芳美（いわさき よしみ）は、1972年8月17日に熊本県人吉市で誕生し、現在は徳島県に在住する競艇選手です。彼女の登録番号は3611で、71期生として徳島支部に属しています。身長158cm、血液型はB型です。また、娘である樫葉新心（にこ）は別の競艇選手で、登録番号5334を持っています。岩崎選手の同期には、川北浩貴、山崎智也、深川真二などの名選手がいます。

来歴と競艇への道

岩崎選手は、競艇好きの父親に影響を受け、このスポーツに興味を持つようになりました。最初の受験は不合格に終わりましたが、高校卒業後にスイミングスクールでインストラクターとして働きながら再挑戦し、1992年11月に見事デビューを果たしました。当初は熊本に在住しつつ福岡支部に所属していました。

2001年には同じ競艇選手の樫葉次郎（登録番号3820）と結婚。2002年には徳島支部に転籍し、同年3月には徳山競艇場で行われたJAL女子王座決定戦競走で優勝し、競艇界での地位を確立しました。その後、2004年前期から2005年前期にかけて産休を経て復帰し、すぐに三国競艇場での女子リーグで再び優勝。復帰2期目でA1に昇格し、競艇選手としてのキャリアを加速させました。

2020年には、鳴門競艇場で開催された第5回レディースオールスター競走において優勝を果たしました。

個性的なエピソード

本栖研修所での岩崎選手は、劣等生とされていたことがあり、72期生からは「岩崎が帰らなかったら我々は絶対に残れる」と言われていたそうです。彼女の実家では「すずらんラーメン」というラーメン店を運営しており、レースに出場していない際には「看板娘」として店舗を手伝っていました。しかし、彼女が1000勝を達成した際に店は閉店しました。

新婚旅行は、メキシコのカンクンへ。夫は遺跡好きで、往復の航空券は彼女がJAL女子王座決定戦で得た賞品のチケットを使ったと聞きます。

また、レースの開会式ではヒロシのモノマネやピコ太郎のパフォーマンスなどを披露し、エンターテイナーとしての一面も持っています。高校時代から人前で何かをすることが好きだったと話す彼女ですが、夫はそのパフォーマンスを快く思っていないようです。

最近では、徳島支部の女性選手を集めた「岩崎工務店」の社長役も務め、多彩な活動を展開しています。

趣味と友人関係

趣味は手芸で、特にレース出場中は編み物をすることが多いです。また、同期の海野ゆかりとは私生活でも親しい友人であり、お互いに競艇選手として切磋琢磨しています。

主な成績

• - JAL女子王座決定戦競走：2002年（徳山競艇場）
• - レディースオールスター：2020年（BOATRACE鳴門）

岩崎芳美選手は、その活躍だけでなく、人間性やユニークなエピソードでも多くのファンを惹きつけている存在です。

もう一度検索