岩手県立岩泉高等学校

岩手県立岩泉高等学校

岩手県立岩泉高等学校（いわてけんりつ いわいずみこうとうがっこう）は、岩手県下閉伊郡岩泉町にある公立の高等学校です。地域からは「泉高（いずみこう）」の愛称で親しまれています。

概要

泉高では、生徒たちが充実した高校生活を送れるよう、様々な取り組みが行われています。主な学校行事としては、6月に行われる体育祭と、10月に開催される文化祭（泉高祭）があります。2年生の12月には修学旅行も実施されます。

教育課程においては、2年次進級時に生徒の進路希望に応じたコース選択が可能です。具体的には、就職コース、専門学校進学コース、大学進学コースが設けられています。さらに、大学進学コースは3年次進級時に文系・理系に分かれます。これにより、生徒は将来の目標を見据え、より専門的な学習に取り組むことができます。

遠方からの生徒のために、学校からほど近い場所に「秀峰寮」と呼ばれる寮が完備されています。鉄筋ブロック2階建ての建物で、男子20名、女子18名を収容可能です。

沿革

泉高の歴史は古く、1943年（昭和18年）に岩泉町立農業学校として設置認可されたことに始まります。

1943年3月31日：岩泉町立農業学校として設置認可
1943年4月29日：開校
1944年12月1日：寄宿舎を設置
1945年4月1日：岩手県に移管、「岩手県立岩泉農業学校」に改称
1948年4月1日：学制改革により「岩手県立岩泉農業高等学校」に改称。小川村と田野畑村に分校を開設
1949年4月1日：「岩手県立岩泉高等学校」に改称。校章を制定。全日制課程と定時制課程の普通科を開設
1953年：小本村に分室を開設。開校10周年記念として校歌を制定
1956年：小本分室が小本分校に昇格
1958年：定時制課程普通科を廃止
1963年4月1日：家政科を開設
1976年4月1日：農業科を募集停止。小本分校を統合。小川分校の定時制課程を廃止し、全日制課程の分室を開設
1977年：全日制課程の小川分室が小川分校に昇格
1981年4月1日：家政科を募集停止
1985年11月16日：新校舎落成記念式典を挙行
1997年3月14日：秀峰セミナー会館を落成
2003年4月1日：岩手県立岩泉高等学校小川校を統合
2004年4月1日：普通科1学級分を削減
2005年4月1日：普通科1学級分を臨時増設
2012年4月1日：岩手県立岩泉高等学校田野畑校を統合
2013年3月28日：多目的室内練習場（i-spoジム）を落成
2018年11月30日：特別教室棟の耐震補強工事を実施
2020年5月24日：給食の提供開始

学科

全日制課程
普通科 - 定員80名

教育方針

泉高では、「知育、徳育、体育の調和」を教育方針として掲げ、生徒たちの全人的な成長をサポートしています。

真理の探究
心身の練磨
人格の陶冶
個性の伸長
勤労の尊重

部活動

泉高には、運動部と文化部があり、生徒たちは活発に活動しています。

運動部：8部（女子バレーボール部、女子バスケットボール部など）
文化部：3部（総合文化部、吹奏楽部、郷土芸能同好会）

総合文化部には、美術部門と家庭研究部門があります。

アクセス

学校は、小本川と清水川の合流点、岩泉町役場の向かいに位置しています。岩泉町民バス・東日本交通の「岩泉高校前」バス停が校門前にあります。

かつては岩泉線岩泉駅が最寄りの鉄道駅でしたが、2010年（平成22年）以降は災害で不通となり、2014年（平成26年）3月限りで廃止されました。

関連項目

岩手県高等学校一覧
実業学校
岩手県立岩泉高等学校田野畑校 - 元分校

外部リンク

公式サイト
岩泉高等学校 - note

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