島嶼地方 (赤道ギニア)

赤道ギニアの島嶼地区

赤道ギニアの島嶼地方は、ギニア湾に位置する二つの主要な島、ビオコ島とアンノボン島から成り立っています。この地域の面積は2052平方キロメートルで、2015年のデータによると人口は約33万9695人、人口密度は166人/km²となっています。置かれている地理的条件から、多様な文化と歴史が融合した魅力的な場所となっています。最大都市であり、同国の首都でもあるマラボはこの地域の中心に位置しています。

行政区画

この島嶼地域は、主に以下の行政区画に分かれています。

• - アンノボン県
• - 北ビオコ県
• - 南ビオコ県

それぞれの県は互いに独自の特色を持ち、地域の文化や経済に影響を与えています。

ビオコ島の特徴

ビオコ島は、1970年代までは「フェルナンド・ポー島」として知られていました。カメルーンから約40km離れた場所に位置し、2850平方キロメートルの面積を誇り、ギニア湾では最大の島です。ビオコ島は豊かな自然と独自の文化を持ち、観光客を惹きつける魅力があります。

アンノボン島について

赤道ギニアの西端に浮かぶアンノボン島は、面積わずか17平方キロメートルの小さな火山島です。マラボからおよそ670km、バタからは約580km離れているこの島は、赤道の南に位置しています。ビオコ島とアンノボン島の間には、サントメ・プリンシペが存在しています。

コリスコ湾の島々

コリスコ湾にあるコリスコ島、大エロベイ島、小エロベイ島は、大陸部のリトラル県に属しています。コリスコ島は大陸から約25km離れたところにあり、面積は約15平方キロメートルで、約150人がこの地に住んでいます。この島は、ベンガ人の故郷でもあり、容姿の美しさから「愛の島」と呼ばれた歴史も持っています。住民のほとんどはメスティーソ（白人と先住民の混血）です。

大エロベイ島と小エロベイ島は、ムニ川の河口に位置し、ガボンとは約10kmの距離にあります。面積は二つの島を合わせて2.46平方キロメートルであり、大エロベイ島にはムベロビ村に少数が住んでいます。小エロベイ島はかつてリオ・ムニの県都が置かれていた記録がありますが、現在は無人島となっています。

結論

赤道ギニアの島嶼地方は、自然の美しさと多様な文化を持つ場所であり、各島には独自の歴史があります。その魅力は観光や文化交流を通じて、多くの人々に知られる存在となることでしょう。

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