島根県道・広島県道5号浜田八重可部線

島根県道・広島県道5号浜田八重可部線

島根県道・広島県道5号浜田八重可部線（しまねけんどう・ひろしまけんどう5ごうはまだやえかべせん）は、島根県浜田市から広島県広島市安佐北区までを結ぶ、約100kmに及ぶ主要地方道です。この道路は中国地方の県道の中で最も長い路線として知られています。

概要

この路線は、島根県の西部に位置する石見地方の中心都市、浜田市と広島県の県都である広島市を結んでいます。浜田八重可部線は、現行の道路法に基づいて主要地方道として全国で初めて指定された路線の一つでありました。国道への格上げは実施されていないものの、浜田自動車道の開通前は陰陽連絡道路の役割を果たしていました。

また、第二次世界大戦前から1991年までは、省営バスが両県の間を結ぶ路線が運行されていましたが、当時の道路状況はあまり良好とは言えませんでした。特に三坂峠は狭隘であり、カーブが約100カ所存在します。そんな状況の中、国鉄バスがこの道を通過する際に、速度をあまり落とさずに走行する様子から『青い暴走族』という異名がつけられました。

路線データ

• - 起点: 島根県浜田市朝日町
• - 終点: 広島県広島市安佐北区191号分れ交差点
• - 総延長: 100.3 km
• - 実延長: 77.474 km
• - 島根県管理延長: 48.001 km
• - 広島県管理延長: 27.695 km
• - 広島市管理延長: 1.778 km

歴史

浜田八重可部線は、旧道路法に基づいて、浜田広島線や広島浜田線、吉田八重線、さらには壬生井原停車場線などの一部分を統合したものです。1954年には主要地方道として正式に指定されました。その後、いくつかの行政の変更を経て、現在に至っています。

年表

• - 1954年1月20日: 建設省が浜田八重可部線を主要地方道に指定。
• - 1954年9月17日: 広島県が同線を主要地方道として認定。
• - 1993年5月11日: 県道浜田八重可部線が浜田八重可部線として再指定。
• - 2008年6月1日: 一部区間が北広島町に管理権限が移譲。
• - 2024年4月1日: 安芸高田市内の区間で管理権限の変更が行われる予定です。

路線状況

この道路にはいくつかの重複区間が存在し、他の県道や国道と交差する部分があります。一部のの管理区間は、他の関連機関によって行われています。
重複する主要な道路には、島根県道41号桜江金城線、国道261号、国道433号・国道434号などがあります。

地理

島根県と広島県を結ぶこの線路は、重要な山岳地帯である三坂峠を通過します。この峠は、島根県邑智郡邑南町と広島県山県郡北広島町の境となっており、標高558.6mです。また上根峠という名の标高268.1mの峠もあり、ここでは瀬戸内海側と日本海側の水系が分かれています。

まとめ

島根県道・広島県道5号浜田八重可部線は、地域の交通を支える重要なインフラであり、歴史的に見ても多くの変遷を経て発展してきました。今後もその役割を果たし続けることでしょう。

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