島根県道263号浜乃木湯町線

島根県道263号浜乃木湯町線

島根県道263号浜乃木湯町線（しまねけんどう263ごう はまのぎゆまちせん）は、島根県松江市に所在する一般県道です。この道路は松江市の横浜町から玉湯町の湯町にかけて延びています。

概要

浜乃木湯町線は、起点が松江市の横浜町にある幸町交差点で、ここは国道9号との交差地点でもあります。終点は玉湯町の湯町に位置し、玉造交差点で島根県道25号玉湯吾妻山線と島根県道194号玉造温泉停車場線が交差している場所です。

歴史

この道路は1972年（昭和47年）8月1日に島根県告示第595号により認定されました。その前身は国道9号で、1972年4月1日に国道9号の一部が無料化されたことを受けて、この道が本路線として引き継がれました。2002年には、島根県道24号松江木次線バイパスの開通に伴い、松江市横浜町から松江市浜乃木4丁目までの旧道部分が本路線に移管されましたが、路線名の変更は行われていません。

また、2005年には八束郡玉湯町が松江市に編入されたことで、終点の地名も変更されました。さらに、2007年3月には、国道9号の玉湯バイパスが新たに供用され、終点の接続道路に変更が加わりました。2009年と2012年にはさらなる供用開始や一部区間の移管があり、2015年には国道9号に並行する現道区間が島根県及び松江市に移管され、またもや終点の接続道路が改められました。

路線状況

現在、浜乃木湯町線の松江市横浜町から浜乃木4丁目間は、島根県道24号松江木次線の旧道と重複しており、直接接続のない現道と旧道の間には松江市道12798号浜乃木乃木福富線が位置しています。

重複区間

• - 島根県道24号松江木次線旧道：横浜町（起点） - 浜乃木4丁目
• - 島根県道25号玉湯吾妻山線：玉湯町玉造 - 湯町（終点）

道路施設

この道路にはいくつかの橋やトンネルが存在します。主な橋梁には、山居橋（山居川に架かるもの）、半原橋（忌部川にかかるもの）、東廻池橋（東廻提に架かるもの）、花仙橋（玉湯川に架かるもの）があります。また、花仙トンネル（延長175メートル）は2008年に完成しました。

地理と沿線

浜乃木湯町線は島根県松江市を通過し、いくつかの重要な施設や学校、病院などと接続しています。具体的には、JCHO玉造病院や松徳学院中学校・高等学校、松江西高等学校、島根県立松江養護学校乃木校舎、さらには松江農林高等学校などがあります。

また、道路沿いには国道9号との接続地点があり、E9山陰自動車道の松江玉造ICや宍道湖SAへのアクセスも便利です。さらに、玉造温泉といった観光地への道筋ともなっており、地域の重要な交通路として機能しています。

交差する道路

この道路では、山陰本線とも交差し、多様な交通手段を利用することが可能です。同線の乃木駅と玉造温泉駅も近隣に位置しています。

以上のように、島根県道263号浜乃木湯町線は松江市内において重要な役割を果たしている道路であり、多くの歴史的背景や地域の発展に寄与してきたことが分かります。

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