島根県道42号吉賀匹見線

島根県道42号吉賀匹見線について

島根県道42号吉賀匹見線（しまねけんどう42ごう よしかひきみせん）は、島根県鹿足郡吉賀町七日市と益田市匹見町匹見を結ぶ主要な地方道です。この道は多くの自然景観を通り抜ける美しいルートであり、地元住民や観光客にとって欠かせない交通路となっています。

路線の概要

この県道の起点は、吉賀町七日市の国道187号と交差する地点で、終点は益田市匹見町にある国道488号との交点です。全長は約19.2キロメートルで、特に異常気象時には通行規制がかかる区間として、 鹿足郡吉賀町折元から益田市匹見町紙祖までが定められています。

路線状況

吉賀匹見線は、一部に未改良区間があり、特に鹿足郡吉賀町上高尻から益田市匹見町紙祖間のセクションでは、カーブが多く設置されているため、運転には注意が必要です。ここには上畑トンネルが含まれており、トンネルの長さは41メートル、高さ制限は3.5メートルです。この道路はガードレールが設置されていない区間が多く、普通車同士のすれ違いにも苦労することがあります。また、4トン以上の中・大型車両の通行は許可されていません。

また、上記の区間には携帯電話の電波が届かない地域もあり、緊急時には助けを呼ぶのが難しいこともあります。このため、通行する際は準備をしっかり整えることが大切です。

トンネル情報

• - 上畑トンネル: 鹿足郡吉賀町上高尻から益田市匹見町紙祖間に位置し、延長は41メートルです。
• - 樫田トンネル: 益田市匹見町紙祖にあり、こちらは388メートルの延長を誇ります。

歴史的背景

この道路は1958年6月13日、島根県告示第525号に基づいて一般県道「六日市匹見線」として認定されました。その後、1972年に県道番号の再編が行われ、島根県道173号に改称され、1976年には主要地方道として昇格されました。1977年には県道番号が42号に変更が行われ、1993年には再び主要地方道として確認されることとなります。

更に2004年には市の合併に伴い終点の地名が変更され、2005年には吉賀町が新たに設立されたことにより起点の名称も更新され、2006年には現在の路線名が制定されました。

地理と沿線施設

吉賀匹見線は、主に鹿足郡吉賀町と益田市を通過します。沿線には、島根県立吉賀高等学校や益田市役所匹見総合支所、高津川、さらにはリバーサイドのログハウス村が位置し、地域の魅力を引き立てています。

このように、島根県道42号吉賀匹見線は、自然と歴史を感じながら走ることができる重要な道路であり、地元の人々にとって便利な交通手段となっています。運転する際は、特に未改良の区間では安全運転を心掛け、景色を楽しむ余裕を持ちましょう。

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