島田大介 (映像作家)

島田大介：映像と写真の境界を越えるクリエイター

島田大介（1974年11月20日生まれ）は、映像作家、写真家として、その独創的な視点と多岐にわたる表現手法で、国内外から高い評価を受けているアーティストです。大阪府で生まれ、京都芸術短期大学映像科を卒業後、映像と写真の世界に足を踏み入れました。

多彩なキャリア

島田氏は、映像ディレクターとして数多くのCMやMUSIC VIDEOを手がけ、カンヌ広告祭をはじめとする国内外の広告賞を多数受賞。その映像は、洗練された映像美と、見る者の心に深く響くストーリーテリングで知られています。また、写真家としても活動し、Charaのパーソナルブックの撮影や、自身初の写真展を開催するなど、幅広い分野で才能を発揮しています。

90年代後半にはロンドンでファッションモデルとして活動。パリ・コレクションやロンドン・コレクションに出演後、帰国して東京コレクションにも参加しています。

帰国後、映像制作会社John and Jane Doe Inc.にて谷田一郎氏のアシスタントディレクターを経て、2002年に独立。2008年には映像制作会社Qotorifilm Inc.株式会社コトリフィルムを設立し、代表を務めました。

2018年にコトリフィルムを解散後も、映像、写真、クリエイティブディレクションなど、多岐にわたる分野で活躍を続けています。

主な作品と受賞

島田氏の代表作の一つに、小松菜奈が主演を務めた短編映画『ただいま。』があります。この作品は、23回TAMA CINEMA FORUM ”観る音楽、聴く映画”に出品されました。また、SUNTRY C.C.Lemon「忍者女子高生」Webmovieは、カンヌライオンズ国際ブランドコンテンツ部門シルバー、BOVA広告主部門グランプリなど、数々の賞を受賞し、Youtubeで1000万回再生を記録しました。

その他、Perfume「Cling Cling」やゆず「LAND」「友 〜旅立ちの時〜」のMUSIC VIDEOでMVA BEST VIDEOSを受賞するなど、映像作品でも高い評価を得ています。2021年には、東日本大震災から10年間RADWIMPSとともに活動してきた楽曲映像をまとめたチャリティーアルバムのビジュアルディレクション、および写真を担当しました。

写真家としての活動

2010年頃から本格的に写真家としての活動を開始。Charaのパーソナルブック『breaking hearts』の撮影を機に、独自の視点と感性で人物や風景を捉え、多くの人々を魅了しています。2014年には、自身初となる写真展『Mathilde』を東京、名古屋、京都で開催。2020年には、モデルである妻、小谷実由との7年間の日々をまとめた写真集「時光」を発売し、話題を呼びました。

多岐にわたる才能

島田大介は、映像作家、写真家としてだけでなく、CM、MUSIC VIDEO、コンサート映像、広告、CDジャケットなど、多岐にわたる分野でクリエイティブディレクションを手がけています。その才能は、映像と写真の境界を越え、常に新しい表現を追求する姿勢にあります。

妻はモデルの小谷実由。愛猫の名前はしらす。

島田大介は、これからも映像と写真の世界で、私たちに驚きと感動を与え続けてくれるでしょう。

もう一度検索