崔志萬

崔志萬（チェ・ジマン）：MLBで活躍する韓国出身のプロ野球選手

崔志萬（チェ・ジマン、최지만、1991年5月19日 - ）は、大韓民国仁川広域市出身のプロ野球選手。ポジションは一塁手、左翼手。右投左打。

プロ入りとマリナーズ傘下時代

2010年、シアトル・マリナーズと契約し、プロのキャリアをスタートさせました。ルーキー級のアリゾナリーグ・マリナーズやA+級のハイデザート・マーベリックスでプレーし、アリゾナリーグではMVPを獲得するなど、早くから才能を発揮しました。

2012年にはA級のクリントン・ランバーキングスでプレー。2013年にはA+級ハイデザート、AA級ジャクソン・ジェネラルズ、AAA級タコマ・レイニアーズと、着実にステップアップを果たし、オールスター・フューチャーズゲームにも選出されました。同年オフには40人枠入りを果たし、メジャー昇格への期待が高まりました。

2014年にはマリナーズと1年契約を結びましたが、ドーピング違反で50試合の出場停止処分を受けるという不運に見舞われました。2015年にはDFAとなり、その後自由契約となりました。

エンゼルス時代

2015年11月、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結びましたが、直後のルール・ファイブ・ドラフトでロサンゼルス・エンゼルスへ移籍しました。

2016年には開幕25人枠入りを果たし、4月5日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビュー。しかし、14試合で打率.056と結果を残せず、AAA級ソルトレイク・ビーズへ降格。その後、7月にメジャーへ復帰し、最終的には54試合に出場しましたが、同年オフに再びDFAとなりました。

ヤンキース時代

2017年1月、ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約。AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでシーズンを迎え、7月にはメジャー契約を結びましたが、再びDFAとなり、AAA級へ降格。同年オフにFAとなりました。

ブルワーズ時代

2018年1月、ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。3月にはメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たしました。

レイズ時代

2018年6月、ブラッド・ミラー及び金銭とのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍。レイズでは49試合に出場し、打率.269、8本塁打、27打点を記録しました。

2019年には自己最多の127試合に出場し、打率.261、19本塁打、63打点をマーク。チームの中心選手として活躍しました。

2020年にはスイッチヒッターに挑戦しましたが、シーズン後に再び左打ちに戻しました。年俸調停では球団との間で争いがありましたが、最終的には崔が勝訴し、単年245万ドルで契約更改しました。

2022年オフにはMLBコリアシリーズのMLB選抜に選出されましたが、イベントは中止となりました。

パイレーツ時代

2022年11月、ジャック・ハートマンとのトレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍。年俸調停では465万ドルで決着しました。WBC韓国代表候補にも選出されましたが、手術明けのため、球団側が不参加を表明しました。

2023年4月には左アキレス腱を損傷し、故障者リスト入りしました。

パドレス時代

2023年8月、アルフォンソ・リバス、ジャクソン・ウルフ、エスター・スエロとのトレードで、リッチ・ヒルと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍。同年オフにFAとなりました。

メッツ傘下時代

2024年2月、ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、現在に至ります。

崔志萬は、その卓越した打撃センスとパワーを武器に、MLBで様々な経験を積んできました。今後の活躍にも期待が高まります。

詳細情報

年度別打撃成績：MLB公式サイト
年度別守備成績：MLB公式サイト

記録

MiLBオールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2013年）

背番号

51（2016年）
36（2017年）
25（2018年 - 同年6月9日）
26（2018年7月11日 - 2022年）
91（2023年）

もう一度検索