嶺北

福井県嶺北地方

概要

嶺北（れいほく）は、福井県の中部から北部を指す地域名称です。山中峠、木ノ芽峠、栃ノ木峠の北側を包含し、旧越前国から敦賀市（旧敦賀郡）を除いた地域とほぼ一致します。「越前地方」と呼ばれる場合もありますが、越前国とは範囲が異なります。

この名称は、北陸道（北国街道）の難所である木ノ芽峠（木嶺）を境に、その北側を「木嶺以北」と呼んだことに由来しています。木ノ芽峠は、1876年の敦賀県の廃止と石川県・滋賀県への編入、1881年の福井県再設置後も、嶺北と嶺南の境界として重要な位置を占めています。嶺北と嶺南の境界線は、山中峠、木ノ芽峠、栃ノ木峠の稜線となっています。天気予報などでも日常的に使用される地域名称です。

地理

嶺北地方は、平野、盆地、山地、海岸線など多様な地形から構成されています。

平野：福井平野

盆地：大野盆地

山：足羽山など

岬：越前岬

河川：足羽川、九頭竜[[川]]

湖：九頭竜湖

湾：若狭湾

温泉：芦原温泉など

歴史

嶺北地方の歴史は古く、古代から越前国の中心地として栄えました。中世には、戦国大名朝倉氏や織田氏の支配を受け、近世には福井藩の領地となりました。豊かな歴史文化遺産を多く残しており、今もなお、その歴史を伝える建造物や祭礼などが多く見られます。

行政区分

嶺北地方は、以下の7市4郡4町から構成されています。（2023年11月時点）具体的な自治体名は省略します。

さらに、嶺北地方は、地理的特徴や歴史的背景から、以下のようにも細分化される場合があります。

福井市周辺部
坂井地域
奥越地域
南越地域（丹南地域）：丹生郡と南条郡に由来する名称です。

都市圏

嶺北地方の中心都市である福井市を中心とした福井都市圏は、広範な地域を経済圏としています。2015年の人口は約64万6千人で、域内総生産は約2兆5千億円規模の経済圏を形成しています。都市雇用圏の定義については、関連文献を参照ください。

交通

嶺北地方は、鉄道、道路網が整備されており、県内外へのアクセスが良好です。

鉄道

JR西日本（北陸新幹線、その他路線）
えちぜん鉄道
福井鉄道

道路

北陸自動車道
中部縦貫自動車道
国道8号、157号、158号、305号、364号、365号、416号、417号、418号、476号など

放送局

嶺北地方には、複数のテレビ局とラジオ局が放送拠点を置いています。

NHK[[福井放送局]]
福井放送
北陸朝日放送
福井テレビジョン放送
その他県外局

関連項目

越前国
福井藩
嶺南
浄土真宗
福井弁

外部リンク

* 福井都市圏調査（例として記載）

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