川北 (札幌市)

川北（かわきた）

川北は、北海道札幌市白石区に位置する地名です。

概要

川北は、およそ南北に2600m、東西に600mの長方形の町域をしています。町の南部は住宅地、北部は事業用地として利用されています。

歴史

川北の歴史は、1881年（明治14年）の入植開始に遡ります。当時は現在の白石区川下の一部で、一帯は大谷地原野と呼ばれ、水田が広がる地域でした。1904年（明治37年）には、国鉄（現：JR）白石駅からの道路が開通し、現在の市道北郷中央線、北海道中央バス白24川下線の道路として利用されています。現在でもJR白石駅からすぐの厚別駅寄り踏切の名称は川下街道踏切という名称が残っています。この道路は、北郷、川北、川下地区では最初に開通した最も古い道路です。

1932年（昭和7年）に札幌郡白石村に一級町村制が施行されると、厚別川の川下にあたる場所であるため札幌郡白石村厚別川下となりました。1950年（昭和25年）に白石村が札幌市に編入され、札幌市厚別町川下となります。1962年（昭和37年）には、札幌市営バス川下線が開通し、大通～東札幌経由～川下（現：川下会館前）を結びました（現在の白24系統）。

1967年（昭和42年）に、農地であった札幌市厚別町川下のうち北白石川を境にして西側に、白石町大谷地及び厚別町川下地域であった北都団地（北郷1～4条・11～14丁目）と同時期に宅地が造成されました（現在の川北1条1～3丁目の全域、川北2条1～3丁目の市道北郷中央線（川下線バス通り）沿い、川北3条・4条2～3丁目の一部、北郷4条11、12丁目の一部。）。それを機に川下から分離し札幌市白石町川北として独立しました。東の川下・西の北郷に挟まれる形となることから、双方の1文字ずつを取り名付けられました。

1970年（昭和45年）に札幌市立北白石中学校が開校し、1972年（昭和47年）に札幌市の政令指定都市移行により札幌市白石区白石町川北となりました。後に白石町が重複することから削除され、札幌市白石区川北○番地となりました。1973年（昭和48年）には札幌市立北都小学校が開校しています。1976年（昭和51年）に札幌市営地下鉄白石駅が開業し、川北地区のバスは都心直行だったものが、すべてここから発着するようになりました。1977年（昭和52年）には地区内に北海道札幌白石高等学校が開校しています。

1977年（昭和52年）に一部で町名整備が実施され、札幌市白石区川北○条○丁目○番地となりました。1979年（昭和54年）には札幌市立北都中学校が開校しました。1981年（昭和56年）には札幌市立川北小学校が開校しています。1986年（昭和61年）にはJR平和駅が開業し、徒歩圏内に駅が開業しました。1988年（昭和63年）には地区内に厚別通が開通しました。1991年（平成3年）に川北1条で住居表示が実施され、厚別通以南の川北地区は北郷4条に編入されました。1993年（平成5年）に札幌市営バス白石営業所が地区内に移転し、2001年（平成13年）に市営バスの廃止により北海道中央バス白石営業所となりました。1995年（平成7年）に川北2条～5条で住居表示が実施されました。1999年（平成11年）には近隣に川下公園が完成しています。2000年（平成12年）に札幌市川北土地区画整理組合を結成し、白石高校前の雑種地を宅地化しました。2004年（平成16年）には北海道中央バス55系統北海道中央バス白石営業所～北郷公園～平和大橋～札幌駅前、及び後に57系統白石営業所～厚別通～平和大橋～札幌駅前が開通しました。28年ぶりに川北地区からの都心直行バスが復活しました。

隣接地区

東：川下（北白石川を境界とする）
西：北郷（月寒川を境界とする）
南：北郷（厚別通を境界とする）
北：東米里

住所

札幌市白石区川北

主要道路

厚別通：北郷との境界。

交通

鉄道

JR北海道平和駅

バス

北海道中央バスが運行しています。地区内に北海道中央バス白石営業所が所在し、札幌駅、JR白石駅、地下鉄白石駅、新さっぽろ駅とを結ぶ路線などが運行されています。

河川

月寒川
北白石川

周辺

北海道札幌白陵高等学校
北海道札幌厚別高等学校
北海道札幌養護学校

教育

高等学校

北海道札幌白石高等学校

中学校

札幌市立北都中学校

小学校

札幌市立川北小学校
札幌市立北都小学校

その他

札幌市川北児童会館

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