川東加代子

川東 加代子（かわひがし かよこ）

川東加代子は、日本の卓球界で重要な役割を果たした選手であり、特に1970年代において、その才能を発揮しました。彼女は鹿児島県生まれで、後に結婚して濱野という姓に改めました。卓球の腕前は素晴らしく、段位は五段です。彼女の卓球キャリアのスタートは中学校時代からで、特に1973年には屋久島町立神山中学校に在学中、第4回全国中学校卓球大会において団体戦とシングルスで優勝。さらに、1974年に横浜市で開催されたアジアユース選手権では、ジュニアの部で準優勝の成績を収めました。

高校は柳川商業高等学校（現在の柳川高等学校）に進学し、1976年には第4回全国高等学校選抜卓球大会の女子シングルスで見事優勝を果たしました。川東選手はその後、世界卓球選手権に4回出場し、1977年の第34回世界卓球選手権バーミンガム大会では女子シングルスでベスト8に進出しました。この大会では、予選から勝ち上がり、6位の選手を2回戦で破るという快挙を成し遂げましたが、準々決勝では、中国の選手に敗れました。

また、団体戦でも横田幸子や菅谷佳代などとのペアで参加し、1977年のバーミンガム大会では4位を記録、1979年の平壌大会では団体戦で3位という成績を収めています。その後の1981年のノヴィ・サド大会では女子ダブルスでもベスト8に入賞し、その卓越した技術を証明しました。

川東選手の競技生活は、1977年に第一勧業銀行に所属してからも続き、ここで日本卓球リーグの最高殊勲選手に2度選ばれるなどの功績を残しました。全日本社会人卓球選手権では、女子シングルスで優勝し、さらに1978年と1979年に女子ダブルスでも連続で優勝を果たしています。特筆すべきは、1979年には全日本卓球選手権大会でも女子ダブルスでの優勝を成し遂げたことです。

また、全日本軟式卓球選手権大会でも素晴らしい成績を収め、シングルスで1982年に優勝し、ダブルスでも1978年から1982年にかけて4度優勝しています。これらの成果は、彼女の技量や努力の賜物であることに疑いの余地はありません。

現在、川東加代子はバタフライ卓球教室の講師として、次世代の選手たちに自身の経験と技術を伝えています。卓球界における彼女の貢献は今も続いており、若い選手たちにとって貴重な財産であると言えるでしょう。彼女の輝かしいキャリアと卓球に対する情熱は、多くのファンや選手たちに影響を与えています。

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