左京山駅

左京山駅について

左京山駅（さきょうやまえき）は、愛知県名古屋市緑区の名鉄名古屋本線に位置する駅で、駅番号はNH26です。この駅は、大高緑地公園に近いため、かつては駅名表示板に「緑地公園前」の記載がありましたが、現在ではその愛称は取り除かれています。

駅の歴史

左京山駅は1942年6月10日に開業しました。1973年11月には「緑地公園前」の愛称が追加されましたが、後にその表記は撤去されました。2004年9月にはトランパスが供用され、駅集中管理システムが導入されました。このシステムにより、駅の管理が効率化されています。

その後、2007年には無人化が進められ、上り線の駅舎も改築されています。さらに、2011年2月にはICカード乗車券「manaca」が使えるようになりましたが、2012年にはトランパスの供用が終了しました。2023年3月には準急が停車しなくなり、完全に普通列車のみが停車する駅へと変わりました。

駅の構造

左京山駅は、6両編成に対応した相対式2面2線の地上駅です。現在は無人駅ですが、かつては有人駅であり、駅集中管理システムも導入されています。駅舎は、仮駅舎を改修したもので、豊橋方面ホームには簡素な駅舎があります。名古屋方面へのアクセスは跨線橋を利用していましたが、高架工事に伴い、跨線橋が一時撤去され、その後は上下線で改札口が分かれた標準的な駅舎が新設されました。

利用状況

2021年度の「移動等円滑化取組報告書」に基づくと、左京山駅の1日平均乗降人員は4087人です。名鉄の記録によれば、2013年度のデータでは4214人であり、名鉄全駅の中で104位、名古屋本線の中で30位の利用者数を誇っていました。さらに、1992年度には5294人であり、その時点では名鉄全駅中80位、名古屋本線の27位でした。

周辺環境

左京山駅の周辺には、緑区役所や緑警察署、大高緑地、名古屋左京山郵便局、名古屋市立左京山中学校、愛知県立鳴海高等学校などがあります。また、国道1号線や旧東海道（愛知県道222号緑瑞穂線）も近くにあり、アクセスが便利です。さらに、名古屋市営バスの「左京山」バス停も駅の南側にあります。そこからは地下鉄鳴子北行きの路線が利用可能です。

駅から徒歩5分のところには「平部」バス停もあり、バスの利用者にも便利な環境が整っています。

隣接駅

名古屋鉄道の名古屋本線において、左京山駅の隣には有松駅（NH25）、さらにその隣には鳴海駅（NH27）があります。左京山駅は、普通列車のみが停車し、快速特急や特急、急行、準急は通過する駅です。

このように、左京山駅は名古屋地域の交通ネットワークの一部として機能し、地域の利便性に寄与しています。

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