帝京中学校・高等学校

帝京大学系属帝京中学校・高等学校

帝京大学系属帝京中学校・高等学校は、東京都板橋区稲荷台に位置する私立の中高一貫教育機関です。その歴史は1943年に遡り、創立者の冲永荘兵衛によって杉並区に旧制帝京中学校が設立されました。この学校は、教育の質を重視し、理念として「自主自立」を掲げており、生徒が自分自身で考え行動できるような教育環境を整えています。

教育制度

中等部は6ヵ年にわたる一貫教育を行っており、進学、特進、インターナショナル、アスリートという4つのコースからなる高等部へ進む際の選択肢があります。これにより、生徒は自分の希望や適性に応じた進路を選ぶことができ、高校生活を充実させることが可能です。

沿革

学校の沿革は以下の通りです。

• - 1943年: 杉並区に旧制帝京中学校が創立される。
• - 1946年: 板橋区加賀に移転。
• - 1948年: 帝京中学校及び帝京高等学校に名称変更。
• - 1949年: 校歌を制定。
• - 1973年: 男女共学を実施し、医・歯・薬系進学コースを設置。
• - 1975年: 全国[[高等学校サッカー選手権大会]]で初優勝。
• - 2001年: 帝京大学系属となる。
• - 2004年: 現在の稲荷台に移転。
• - 2017年: 野球グラウンドが全面人工芝化される。

学科と施設

高等学校には全日制課程が設置されており、普通科や特進コース、インターナショナルコース、アスリートコースなど多岐にわたる選択肢が用意されています。施設も充実しており、本館や教室棟、体育館である蜂桜館、野球グラウンドなどが完備されており、特に野球グラウンドは神宮球場仕様の人工芝で、授業や部活動に活用されています。

部活動

部活動は非常に活発で、特にサッカー部と硬式野球部は全国的にも高い評価を得ています。サッカー部は「カナリア軍団」と呼ばれ、選手権出場34回、全国優勝6回という名門として知られています。一方、硬式野球部も夏の甲子園に12回出場し、全国優勝2回を果たしていますが、最近では全国大会から遠ざかっています。

著名な出身者

学校からは多くの著名なアスリートや著名人が輩出されています。野球界からは、元ヤクルトスワローズの伊東昭光や広島東洋カープの河田雄祐などが名を連ね、サッカー界でも元日本女子代表監督の佐々木則夫や多くのプロ選手が活躍しています。さらに、芸能界ではお笑いコンビのとんねるずや俳優の的場浩司などもこの学校の出身です。

アクセス

交通の便も良く、JR埼京線十条駅から徒歩20分、都営地下鉄三田線板橋本町駅から徒歩8分とアクセスが便利です。また、バス利用の場合、王子駅や板橋駅からの路線もあり、通学の負担は比較的少ないと言えるでしょう。

このように、帝京大学系属帝京中学校・高等学校は伝統と可能性を併せ持つ教育機関であり、未来に向けて多くの人材を育成し続けています。

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