師宗県

師宗県は、中国雲南省曲靖市に位置する県です。その歴史は古く、1724年（至元11年）に州制が施行された際、部族長の氏名にちなんで羅雄州が設置されたことに始まります。その後、明代には羅平州と改称されました。1770年（乾隆35年）には県へと改変され、現在の師宗県に至っています。

行政区画としては、3つの街道、4つの鎮、そして3つの民族郷を管轄しています。

街道
丹鳳街道（たんほうかいどう）
漾月街道（ようげつかいどう）
大同街道（だいどうかいどう）
鎮
雄壁鎮（ゆうへきちょう）
葵山鎮（きさんちょう）
彩雲鎮（さいうんちょう）
竹基鎮（ちくきちょう）
民族郷
竜慶イ族チワン族郷（りゅうけいイぞくチワンぞくきょう）
五竜チワン族郷（ごりゅうチワンぞくきょう）
高良チワン族ミャオ族ヤオ族郷（こうりょうチワンぞくミャオぞくヤオぞくきょう）

師宗県は、交通の便も比較的整備されています。鉄道においては、中国鉄路総公司の南昆線が県内を通過しており、以下の駅が設置されています。

秧草地駅（ようそうちえき）
長坡嶺駅（ちょうはれいえき）
師宗駅（ししゅうえき）
新安駅（しんあんえき）
中寨駅（ちゅうさいえき）

これらの駅を通じて、昆明方面や南寧方面への移動が可能です。道路網も整備されており、高速道路としては汕昆高速道路が、国道としてはG324国道が利用できます。これらの交通インフラにより、師宗県は地域間の連携を強化し、経済発展を支えています。

師宗県は、豊かな歴史と文化、そして多様な民族が共存する地域であり、今後の発展が期待されています。

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