曲靖市

曲靖市について



曲靖市は、中華人民共和国雲南に位置する地級市です。古くから交通の要衝として栄え、雲南地方における行政、経済、文化の中心地としての役割を担ってきました。

歴史



曲靖市の歴史は古く、漢時代には五尺道が建設され、雲南地区と中原地区を結ぶ重要な交通路として機能していました。後漢時代には味県が設置され、行政区画としての基礎が築かれました。その後、建寧郡、寧州と行政区画が変遷し、雲南地方の中心としての地位を確立していきます。1997年には地級市に昇格し、現在の形に至ります。

行政区画



現在の曲靖市は、以下の行政区画で構成されています。

市轄区
麒麟区
沾益区
馬竜区
県級市
宣威市

陸良県
師宗県
羅平県
富源県
会沢県

年表



曲靖市の行政区画は、歴史の中で何度か変遷を経験しています。以下に主な年表をまとめました。

1949年10月1日: 中華人民共和国雲南曲靖専区が成立。曲靖県、沾益県、平彝県、宣威県、馬竜県、嵩明県、尋甸県が発足。
1954年6月12日: 宜良専区の羅平県、陸良県、路南県、師宗県宜良県、瀘西県を編入。
1954年6月30日: 平彝県が富源県に、宣威県が榕峰県に改称。
1957年3月26日: 尋甸県の一部と嵩明県、馬竜県の一部が合併し、尋甸回族自治県が発足。路南県の一部が分立し、路南イ族自治県が発足。
1958年10月20日: 沾益県が曲靖県に編入。
1959年11月30日: 榕峰県が宣威県に改称。
1960年9月13日:馬竜県が曲靖県に編入。師宗県が羅平県に編入。瀘西県が紅河ハニ族イ族自治州弥勒県に編入。路南イ族自治県が宜良県に編入。尋甸回族自治県と嵩明県が合併し、尋甸県が発足。
1962年3月27日:曲靖県の一部が分立し、馬竜県が発足。羅平県の一部が分立し、師宗県が発足。尋甸県の一部が分立し、嵩明県が発足。
1964年6月5日: 宜良県の一部が分立し、路南イ族自治県が発足。
1964年6月15日: 昭通専区の会沢県を編入。
1965年7月19日: 曲靖県の一部が分立し、沾益県が発足。
1966年4月8日: 宣威県の一部が貴州興義専区盤県特区に編入。
1970年: 曲靖専区が曲靖地区に改称。
1979年1月5日: 尋甸県が自治県に移行し、尋甸回族イ族自治県となる。
1983年9月9日: 宜良県嵩明県、路南イ族自治県が昆明市に編入。曲靖県と沾益県が合併し、曲靖市が発足。
1984年3月2日: 尋甸回族イ族自治県の一部が東川市に編入。
1994年2月18日: 宣威県が市制施行し、宣威市となる。
1997年5月6日: 曲靖地区が地級市の曲靖市に昇格。曲靖市が分割され、麒麟区、沾益県が発足。
1998年12月6日: 尋甸回族イ族自治県が昆明市に編入。
2016年3月20日: 沾益県が区制施行し、沾益区となる。
2018年2月9日: 馬竜県が区制施行し、馬竜区となる。

交通



曲靖市は、中国西南地方における交通の要衝として、鉄道、道路網が整備されています。

鉄道

中国鉄路総公司
滬昆旅客専用線
滬昆線
盤西線
南昆線

道路

高速道路
杭瑞高速道路
滬昆高速道路
汕昆高速道路
渝昆高速道路
S16 沾会高速道路
S18 曲陸高速道路
国道
G213国道
G320国道
G324国道
G326国道

外部リンク



* 曲靖市人民政府

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