帯広駅バスターミナル

帯広駅バスターミナル：北海道の交通拠点と観光案内所

帯広駅北口に位置する帯広駅バスターミナルは、十勝地方の交通の中枢として機能するだけでなく、観光客のための便利な拠点としての役割も担っています。十勝バス、北海道拓殖バス、おびうん観光の窓口が設置され、市内路線バス、近郊路線バス、都市間高速バスなど、多様な路線が乗り入れています。

バスターミナルの機能とサービス

バスターミナル内には、1番から14番までの乗降場があり、それぞれの乗り場から様々な方面へのバスが発車します。各バス会社窓口では、乗車券の購入（普通乗車券、回数券、定期券）や高速バスの予約などが可能です。十勝バスの窓口では、空港連絡バスのチケットも購入できます。キャッシュレス決済に対応した券売機も設置されており、利便性が向上しています。北海道拓殖バスでは、PayPayなどのQRコード決済も利用できます。また、定期券購入には一部クレジットカードも利用可能です。

さらに、バスターミナル内には「エコバスセンターりくる」があり、レンタサイクルの貸し出しや観光案内なども行っています。観光客にとって非常に便利な施設となっています。

各乗り場から発着する路線バス

各乗り場から発車するバス路線は、十勝バスと北海道拓殖バスによって運行されています。以下に、主要な路線を例として挙げます。

1番のりば: 市内路線バス（柏林台通り方面など）
2番のりば: イオン方面、市内路線バス、白樺学園方面など
3番のりば: 市内路線バス、道の駅おとふけ方面など
4番のりば: 市内路線バス、音更方面、然別湖方面など
5番のりば: 市内路線バス、高速バス（ノースライナー：旭川方面）
6番のりば: 市内路線バス、十勝川温泉方面、高速バス（ポテトライナー：札幌方面、とかちミルキーライナー：新千歳空港方面）
7番のりば: 市内路線バス、旧ふるさと銀河線代替バス（足寄方面など）
8番のりば: 市内路線バス
9番のりば: 市内路線バス（動物園方面など）
10番のりば: 南北循環線、とかち帯広空港連絡バス
11番のりば: 市内路線バス、旧国鉄広尾線代替バス（広尾方面）
12番のりば: 市内路線バス
13番のりば: 市内路線バス
14番のりば: 市内路線バス

※上記は一部の路線であり、実際にはさらに多くの路線が運行されています。詳細な路線情報については、十勝バスおよび北海道拓殖バスのウェブサイトをご確認ください。

バスターミナルの変遷

帯広駅周辺には、過去にもバスターミナルが存在していました。最初期の施設は「帯広市中央バスターミナル」で、イトーヨーカドー帯広店のあるヨークセントラルビルに併設されていました。しかし、帯広駅から離れていたことや、構造上の問題などから、帯広駅バスターミナルが建設されることになります。その後、「帯広駅バスタッチ」を経て、現在の帯広駅バスターミナルが完成しました。2018年には、老朽化した待合所の建て替えが行われ、レンタサイクルや観光案内コーナーを備えた新しい待合所「おびくる」がオープンしています。

その他情報

帯広駅前のバス停留所は、バスターミナル以外にも「帯広駅西口」「帯広駅南口」などに設置されており、路線・便によって停車する停留所が異なります。とかち帯広空港連絡バスは、バスターミナルには乗り入れず、主要ホテル前に停留所が設置されています。

帯広駅バスターミナルは、地域の交通を支える重要な拠点であり、同時に観光客のための便利な施設として、帯広市の発展に貢献しています。

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