北海道拓殖バス

北海道拓殖バス株式会社：地域を結ぶ信頼の翼

北海道河東郡音更町に本社を構える北海道拓殖バスは、帯広市を中心に、地域に密着したバス事業を展開しています。そのルーツは、1928年に新得 - 鹿追間で鉄道事業を開始した北海道拓殖鉄道に遡ります。鉄道事業は徐々に縮小され、1968年に全廃。その後、バス専業事業者として新たな道を歩み始めました。

歴史

バス事業は、元々傍系の北海道拓殖自動車が担っていましたが、戦時統合により帯広乗合自動車（現：十勝バス）と合併。1952年、北海道拓殖鉄道が一部路線を譲り受ける形でバス事業を再開し、1960年には子会社として北海道拓殖バスを設立。翌年、バス事業を譲渡しました。2024年4月には、北海道拓殖鉄道時代に本社や車庫として使用していた新得営業所の広大な敷地内に、観光農園「拓鐵キノコタン」を開設。原木シイタケ栽培を中心とした新たな事業にも挑戦しています。

事業内容

• - 路線バス: 帯広市内および河東郡内を中心に、地域住民の足として活躍
• - 都市間バス: 札幌・旭川を結ぶ都市間バス「ポテトライナー」「ノースライナー」を運行。広範囲な移動をサポート
• - 空港連絡バス: とかち帯広空港へのアクセスに便利な空港連絡バスを運行
• - 貸切バス: 団体旅行やイベントなどに合わせた貸切バスサービスを提供
• - 観光農園: 新得営業所敷地内に「拓鐵キノコタン」を開設。観光客に新たな魅力を提供

主な路線

• - ポテトライナー: 帯広 - 札幌間を結ぶ都市間バス。北海道中央バス、北都交通、ジェイ・アール北海道バス、十勝バスとの共同運行。
• - ノースライナー: 帯広 - 旭川間を結ぶ都市間バス。道北バス、十勝バスとの共同運行。
• - 帯広空港連絡バス: 帯広市内ホテル - 帯広空港を結ぶ路線（十勝バスと共同運行）。

その他の取り組み

• - QRコード決済: 一般路線バス車内での運賃支払いにPayPay、d払い、au PAY、Alipay、WeChat Payを導入
• - 地域連携: 新得町や音更町などのコミュニティバスを受託運行し、地域住民の生活をサポート

北海道拓殖バスは、長年の歴史の中で培ってきた経験と信頼を基に、地域社会の発展に貢献しています。バス事業にとどまらず、観光農園事業にも参入するなど、常に新しい可能性を追求し、地域に新たな価値を提供し続けています。

事業所一覧

• - 本社・本社営業所・音更整備工場：河東郡音更町
• - 帯広駅前案内所：帯広駅バスターミナル内
• - 上士幌営業所：河東郡上士幌町
• - 上士幌交通ターミナル：河東郡上士幌町
• - 鹿追営業所：河東郡鹿追町
• - 新得営業所：上川郡新得町
• - 千歳営業所（貸切バス）：千歳市流通
• - 拓鐵キノコタン（観光農園）：上川郡新得町

外部リンク

• - 北海道拓殖バス公式サイト
• - 拓鐵キノコタン公式サイト

もう一度検索