幌内住吉駅

幌内住吉駅（廃駅）

幌内住吉駅は、かつて北海道三笠市住吉町（現在の幌内住吉町）に存在した、日本国有鉄道（国鉄）幌内線の駅でした。事務管理コードは▲131503。

歴史

戦後の石炭増産体制下、幌内炭鉱の労働者増加に伴い、幌内駅周辺からこの地区まで住宅地が拡大しました。こうした背景から、炭鉱組合の強い要望により幌内住吉駅が設置されました。

駅の場所は、幌内駅へ向かう坂の途中にある約700mの水平地でした。三笠駅からの機関車は、ここで最大限に加速し、最大25パーミルの急勾配を登り切る必要がありました。しかし、幌内住吉駅に停車する列車は十分な加速ができず、特に冬場には一度で坂を登りきれないことが多く、機関士にとっては苦労の多い駅でした。

年表

1950年（昭和25年）1月20日：国鉄の住吉仮乗降場として開業
1951年（昭和26年）2月14日以前：幌内住吉仮乗降場に改称
1958年（昭和33年）8月5日：駅に昇格。旅客のみ取扱い
1965年（昭和40年）5月1日：窓口営業を廃止し、無人化
1972年（昭和47年）11月1日：廃駅

駅名の由来

地名に由来します。

駅構造

開業から廃止まで、単式ホーム1面1線の石組み土盛りの地上駅でした。三笠駅方面に向かって右側にホームが設置され、幌内駅側には踏切が隣接していました。駅舎はホーム上の踏切近くに設けられていました。

駅跡

現在もレールが残っており、踏切近くには石組みのホームの一部が残されています。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

幌内線

三笠駅 - 幌内住吉駅 - 幌内駅

脚注

(省略)

関連項目

* 日本の鉄道駅一覧

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