平城駅

平城駅は、奈良県奈良市山陵町宮の前に位置する、近畿日本鉄道（近鉄）京都線の駅です。駅番号はB25。

歴史

平城駅は、1928年（昭和3年）11月3日に奈良電気鉄道の桃山御陵前駅 - 西大寺駅（現・大和西大寺駅）間が開通した際に開業しました。その後、1963年（昭和38年）10月1日に会社合併により近畿日本鉄道京都線の駅となりました。2007年（平成19年）4月1日からは、ICカード「PiTaPa」が利用可能となっています。

駅構造

平城駅は、相対式2面2線のホームを持つ地上駅です。奈良競輪が開催される際には急行が臨時停車するため、ホーム有効長は6両分あります。改札・コンコースは地下に、ホームは地上に設けられています。改札口は1か所のみで、入口は1番ホーム側に1か所、2番ホーム側に2か所あります。

地下駅舎化以前は、1番ホームの京都寄りに小さな駅舎があり、2番ホームへは構内踏切で連絡していました。競輪開催時には、競輪場に近い2番ホームの中程に臨時改札が設けられていました。

大和西大寺駅が管理する有人駅で、PiTaPa・ICOCAに対応した自動改札機と自動精算機（回数券カードおよびICカードのチャージに対応）が設置されています。

のりば

通常時は普通列車のみが停車します。日中は毎時3本、朝ラッシュ時は1時間あたり最大6本、夕方以降は毎時4 - 5本の列車が停車します。

奈良競輪場での記念競輪開催日（例年2月中旬頃の4日間）や、奈良大学附属高等学校の入学試験日（2月上旬）には、一部の急行が臨時停車します。かつては奈良競輪の平開催や他場開催の特別競輪の場外車券発売日にも臨時停車していましたが、現在は行われていません。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。
（データは省略）

駅周辺

平城駅周辺は閑静な住宅地ですが、奈良競輪開催時には競輪場へ向かう乗客の利用が多くなります。また、付近の学校への通学にも利用されています。

隣の大和西大寺駅は特急列車を含む全ての列車が停車し、大阪市内方面へも直接アクセスできるため、そちらを利用する人も多くいます。

駅名は、1928年（昭和3年）の開業当時、生駒郡平城村で唯一の駅だったことに由来します。

平城宮跡への最寄り駅は、隣の大和西大寺駅です。平城・相楽ニュータウンの最寄り駅は、隣の高の原駅となります。

主要な周辺施設

奈良競輪場
佐紀盾列古墳群
五社神古墳 - 神功皇后陵
佐紀石塚山古墳 - 成務天皇陵
佐紀高塚古墳 - 孝謙天皇陵
佐紀陵山古墳 - 日葉酢媛命陵
佐紀瓢箪山古墳
奈良大学
奈良大学附属高等学校
秋篠寺
奈良秋篠郵便局
東大寺学園中学校・高等学校
関西文化芸術学院

周辺道路

奈良県道52号
奈良県道176号
奈良県道751号

河川

* 秋篠川

隣の駅

近畿日本鉄道
B 京都線

■急行

通過（奈良競輪等開催時臨時停車）

■普通

高の原駅 (B24) - 平城駅 (B25) - 大和西大寺駅 (B26/A26)

※括弧内は駅番号を示しています。

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