平山岩彦

平山 岩彦について

平山岩彦（ひらやま いわひこ、1867年9月22日 - 1942年5月11日）は、明治から昭和初期にかけての日本の政治家および実業家です。彼は衆議院議員として、また地域社会の発展に寄与した人物でもあります。

生い立ちと学歴

平山は肥後国飽田郡、現在の熊本県熊本市中央区黒髪で生まれました。彼の父親は熊本藩の家老であり、家庭環境は学問を尊重するものでした。彼は済々黌（現在の熊本県立済々黌高等学校）で舎監を務めるなど、教育に関心を持つ青年でした。

韓国への渡航

平山は佐々友房の助言を受け、李氏朝鮮に渡ります。ここでは安達謙蔵の漢城新報創刊を支援しましたが、乙未事変に絡み広島監獄に収監される事態を迎えました。三ヶ月後、彼は釈放されますが、この経験が彼のその後の政治活動に影響を与えたと言われています。

政界進出

帰国後、平山は政党活動を開始しました。熊本県会議員およびその参事会員を歴任し、多くの地域社会の声を代表する存在となります。1914年には守山又三の辞職に伴う衆議院議員補欠選挙に立候補し、当選を果たしました。この選挙以降、彼は4期にわたり衆議院議員としての職務を全うしました。

複数の役割

平山は衆議院議員としてだけでなく、金融や交通関連の企業にも関与しました。肥後農工銀行の監査役、菊池軌道の取締役、熊本電気の取締役などの役割を担い、地域の発展に寄与しました。特に1932年には振武館を設立し、青少年の教育に力を入れました。

選挙活動と政党 affiliations

平山の選挙歴は次の通りです：

• - 第11回衆議院議員選挙補欠選挙（1914年6月、立憲同志会）当選
• - 第12回衆議院議員選挙（1915年3月、立憲同志会）落選
• - 第13回衆議院議員選挙（1917年4月、憲政会）当選
• - 第14回衆議院議員選挙（1920年5月、憲政会公認）次点落選
• - 第16回衆議院議員選挙（1928年2月、立憲民政党公認）当選
• - 第17回衆議院議員選挙（1930年2月、立憲民政党公認）当選

これらの選挙を通じて、平山は地域社会における政治的リーダーとしての地位を確立しました。

最後に

平山岩彦は1942年にこの世を去りましたが、彼の業績は今なお多くの人々に語り継がれています。地域社会の発展に尽力し、青年の育成に心を砕いた彼の姿勢は、多くの人々の励みとなることでしょう。

もう一度検索