平田 実音の生涯とキャリア
平田実音(ひらた みお、
1983年6月1日 -
2016年8月5日)は、日本の
タレント・女優で、特にNHK教育テレビの人気番組『
ひとりでできるもん!』に登場した初代舞ちゃんで知られています。
東京都港区を生まれ育ち、
青山学院中等部・高等部から
青山学院大学文学部心理学科を卒業しました。
初期のキャリア
平田は1985年、わずか2歳でモデルとして芸能界に足を踏み入れました。その後、1991年から始まった『
ひとりでできるもん!』で初代舞ちゃんを演じることで大きな人気を得ます。この番組は教育的な要素が強い子供向け番組であり、平田の明るいキャラクターが多くの子供たちに愛されました。彼女はこの役を1994年まで続け、その間に1993年には『
NHK紅白歌合戦』にゲスト出演も果たしました。
芸能活動の休止と復帰
1994年3月に『
ひとりでできるもん!』を卒業した後、平田は大学の学業に専念するために芸能活動を一時休止しました。しかし、9698年度、1999年度には再び舞ちゃんとして番組に登場し、子供たちに再び笑顔を届けました。
2000年には、もう一つのNHKの子供向け番組『
みんなの広場だ!わんパーク』にミーオ役として出演し、司会進行も担当しました。
引退とその後
大学卒業後は、芸能界からの引退を決意しますが、その後も家族向けのイベントや朗読会、手話通訳などの活動を行いながら、静かに過ごしました。大学では手話サークルに所属していた経験があり、その後の活動も手話を生かしたものとなっていました。彼女の人生は、時折メディアにも取り上げられることがありましたが、私生活に重きを置いていたようです。
残念ながら、2012年頃から健康を害し、
肝臓の病気に苦しむこととなります。入退院を繰り返しながらも、自らの生活を大切にしてきた平田は、
2016年8月5日に自宅で倒れ、母親によって発見されました。病院に運ばれたものの、彼女はこの世を去りました。その情報は、彼女と仕事を共にした加藤元が
Facebookで公表し、後にマスコミが報じました。
主な作品
平田実音は、以下のような作品に出演しました。
- 『ときめきランド』(1992年) - 『
ひとりでできるもん!』のオープニングテーマ
- 『ワクワクしてる!』(1993年) - 番組のオープニング、エンディングテーマ
- 『ソウルわんパーク』(
2000年) - 『
みんなの広場だ!わんパーク』のテーマソング。
- 『
ひとりでできるもん!』(1991年 - 1994年、1998年 -
2000年)
- 『ミッキー&舞ちゃんの夢と魔法のクリスマス』(1993年)
- 『上岡龍太郎がズバリ!』(1995年)
- 『
ゲーム王国』(1996年)
- 『
みんなの広場だ!わんパーク』(
2000年 - 2003年)
- 『
ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)で超能力少女ミカ役。
-
大正製薬や
エースコックなど、さまざまな企業のCMにも出演しました。
平田実音の人生は、彼女自らの声やキャラクターで多くの人々に影響を与えました。子どもたちに笑顔を届けた彼女の業績は、今も多くの人々の心に残っています。