平田樹

平田 樹（ひらた いつき）

平田 樹は1999年8月24日生まれの日本の女性総合格闘家で、東京都足立区の出身です。自身の兄である平田直樹もまた、格闘家として知られています。彼女は幼少期から様々なスポーツに親しみ、特に柔道において優れた成績を収めました。小学校1年生から柔道を始め、5年生の頃には全国大会で第3位に輝くなど、その才能を早くから示しました。

しかし、中学校に進学すると平田は両膝の前十字靭帯を断裂するなど度重なる怪我に悩まされます。それでも、高校では柔道部に所属しインターハイに出場するなど、逆境にも屈せず競技を続けました。高校卒業後、彼女は2018年にK-Clannに入門し、総合格闘技のトレーニングを開始しました。

総合格闘技の舞台で注目を浴びるきっかけとなったのは、同年9月に出演したAbemaTVのリアリティ番組『格闘代理戦争』でした。初めてのトライアウトでは落選しましたが、その後、桜井“マッハ”速人からの推薦を受け、トーナメントに参加することができました。10月にはパク・ボヒョンとの対戦で見事な一本勝ちを収め、12月には決勝まで勝ち進み、古瀬美月をアメリカーナで下して優勝を果たしました。

ONE Championshipでの活躍

2019年6月、平田はONE Championship: Legendary Questでプロデビューを果たし、アンジェリー・サバナルとの戦いで1ラウンドにアメリカーナで勝利しました。10月にはリカ・イシゲと対戦し、再び1ラウンドで一本勝ちを記録しています。2020年にはナイリン・クローリーとの試合でTKO勝ちを収めるものの、計量失敗があり批判を受けました。計量オーバーの影響で試合の評価も影響を受けましたが、それでも若き才能としての期待は変わりませんでした。

2021年には女子アトム級ワールドグランプリに出場し、アリース・アンダーソンに判定勝ちを収めますが、体調不良により準決勝を棄権。2022年にはジヒン・ラズワンにスプリット判定で初黒星を喫しましたが、再度立ち上がり、リン・ホーチンとの試合では判定勝ちを収めました。

しかし、同年の試合では再び計量失敗が影響し、対戦相手から厳しい批判が寄せられ、誠実さが問われる場面も多くなりました。2023年3月にはハム・ソヒとの試合に臨みましたが、3者判定で敗れる結果となってしまいました。

プロフィールとエピソード

平田はプロデビュー以降、自分自身の個性を強調するため、体に複数のタトゥーを施しています。彼女のキャリアはまだ若いですが、彼女の戦歴や挑戦は多くのファンに感動を与え続けています。次回、2024年1月28日には、三浦彩佳と対戦する予定です。今後の活躍に期待が寄せられる選手です。

もう一度検索