ハム・ソヒ

ハム・ソヒ：不屈の闘志を持つ韓国の格闘女王

ハム・ソヒ（Ham Seo-hee、1987年3月8日生まれ）は、韓国江原道出身の総合格闘家、キックボクサーです。CMA KOREA TEAM MADに所属し、その卓越した格闘技術とアグレッシブなファイトスタイルで、国内外の多くのファンを魅了しています。

格闘技キャリアの幕開け

ハム・ソヒは、キックボクシングと散打でそのキャリアをスタートさせました。2007年2月には、日本のDEEPに初参戦。当時ライト級王者であった渡辺久江を打撃で圧倒し、判定勝利を収め、その名を一躍轟かせました。その後も日本で試合を重ね、MIKUに敗れるも、藪下めぐみにキックルールで勝利、スマックガールにも参戦し、Edgeを破るなど、その実力を示しました。しかし、スマックライト級王者の辻結花とのタイトルマッチでは判定負けを喫し、王座獲得には至りませんでした。

JEWELSでの活躍

2009年、ハム・ソヒはJEWELSに初参戦。瀧本美咲に判定勝ちを収めました。2010年には、RENAとのエキシビションマッチも行いました。JEWELS初代ライト級女王決定トーナメントでは、市井舞、長野美香を破り決勝に進出しましたが、浜崎朱加に敗れ準優勝に終わりました。2011年にはDEEPで石岡沙織にリベンジを果たし、GLADIATORでは藪下めぐみにTKO勝利を収めるなど、その実力を改めて証明しました。同年にはシュートボクシングのGirls S-cupにも出場し、準優勝という成績を残しました。

JEWELS王座獲得、UFC参戦

2013年、ハム・ソヒはJEWELSフェザー級タイトルマッチでスギロックを破り、念願の王座を獲得しました。2014年には石岡沙織を相手にアームバーで勝利し、王座防衛に成功。その後、UFCに参戦しますが、アトム級がないためストロー級で戦うことになり、ジョアン・コールダウッドに敗れるも、コートニー・ケイシーに勝利し、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。

ROAD FCでの躍進

2017年、ハム・ソヒはROAD FCで女子アトム級王座決定戦に勝利し、念願の王座を獲得。その後も、ジン・ユウ・フライ、パク・ジョンウンを破り、2度の王座防衛に成功しました。ROAD FCでの活躍は、彼女の格闘家としてのキャリアに新たな輝きを加えました。

RIZINでの激闘、そしてONEへ

2019年、ハム・ソヒはRIZINに初参戦し、前澤智にTKO勝利を収めました。同年末には、RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで浜崎朱加との3度目の対戦を制し、王座を獲得。しかし、ROAD FCとの契約解除により、RIZIN王座を返上することとなりました。その後、ONE Championshipに移籍し、デニス・ザンボアンガとの再戦を制するも、ONE世界アトム級王座決定戦ではスタンプ・フェアテックスに敗れ、王座獲得はなりませんでした。

ハム・ソヒの戦績と獲得タイトル

ハム・ソヒは、総合格闘技、シュートボクシング、キックボクシングで数々の試合を経験し、その実力を証明してきました。彼女が獲得した主なタイトルは以下の通りです。

CMA KPWキック女子ライト級王座（2010年）
第2代DEEP JEWELSフェザー級王座（2013年）
初代ROAD FC女子アトム級王座（2017年）
第2代RIZIN女子スーパーアトム級王座（2019年）

さらに、UFCではファイト・オブ・ザ・ナイトも受賞しており、その実力と人気は不動のものとなっています。

結論

ハム・ソヒは、数々のタイトルを獲得してきただけでなく、常に挑戦を続ける不屈の精神を持つ格闘家です。彼女の活躍は、多くの格闘技ファンに勇気と感動を与え続けています。今後も、彼女の活躍から目が離せません。

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