幸宮神社 (幸手市)

幸宮神社の概要

幸宮神社は、埼玉県幸手市中四丁目に位置する神社で、誉田別之命、経津主之命、大物主之命、倉稲魂之命、菅原道真の五柱を祭神としています。創建時期は明確ではありませんが、1699年以前に遡ると考えられています。例大祭は毎年9月15日に執り行われます。

歴史

創建後、1742年の利根川の洪水により社殿が流出し、上高野村まで漂着しました。その後、長らく仮屋での参拝が続いていましたが、1885年に修復され、現在の場所に神輿が安置されるようになりました。祭神が不詳であったため、1886年に氷川神社から分祀を受け、幸手町の氏神として崇敬されるようになりました。1926年には境内に社殿が新築されました。

神社の変遷と合祀

案内板によると、幸宮神社は創建から400年以上の歴史を持ち、かつては八幡香取社と称されていました。1909年の合祀を機に幸宮神社と改称され、幸手町の総鎮守となりました。現在の本殿は1863年に再建されたもので、総欅の流れ造りで、昇り龍や下り龍、獅子、鳳凰など、精緻な彫刻が施されています。また、稲作の様子を描いた四季農耕の彫刻も特徴的です。拝殿には江戸時代の絵師、宗文による絵馬が奉納されています。

祭礼

主な祭礼として、元旦祭、年越祭、春秋の例祭があります。境内社の大杉神社の神輿は6月27日に渡御されます。また、八坂神社の夏祭り（通称：天王様の祭り）は、かつては旧暦6月に行われていましたが、現在は7月の第3土曜日と日曜日に開催されます。この祭りは、かつて疫病を払う目的で行われていましたが、現在では神輿や山車が繰り出す賑やかな祭りとなっています。八坂神社の祭りの他に、大杉神社の祭礼「大杉祭り」も行われ、「あんばさま」とも呼ばれています。

境内

かつて境内には中央神池があり、周囲には山が築かれていましたが、現在は児童遊園や休憩所として整備されています。境内社として、八坂神社、今宮神社、大杉神社、稲荷社が祀られています。境内には本殿、舞殿、鳥居、案内板、狛犬、灯籠、手水舎、児童遊具、ベンチ、各種記念碑などが点在しています。また、イチョウや杉、欅などの木々が植えられています。

アクセス

東武日光線幸手駅（東口）から徒歩約5分。

周辺

幸手駅、幸手中郵便局、埼玉りそな銀行幸手支店、雷電神社、妙観院、大正新道、幸手宿、浅間神社、満福寺、天神神社、大中落悪水路、心鏡院、香取神社などがあります。

外部リンク

幸宮神社ホームページ
「八坂の夏祭り」 - 幸手市役所ホームページ
「伝統行事」幸手の環境を学ぼう - 幸手市役所ホームページ
幸せロードマップ - 幸手市役所ホームページ
* 「八坂の夏祭り」 - 幸手市観光協会ホームページ

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