幻冬舎ノベルス

幻冬舎ノベルス

幻冬舎ノベルスは、株式会社幻冬舎が1996年から発行している新書判の小説レーベルです。主にミステリーやファンタジー作品を中心に刊行されており、中には架空戦記小説や時代小説なども含まれます。

概要

幻冬舎ノベルスの特徴として、幻冬舎から発行された単行本のノベルス化が中心であることが挙げられます。これにより、既に一定の評価を得ている作品をより手軽に読める形で提供しています。また、幻冬舎のPR小説誌「PONTOON」に連載された作品が収録されることもあり、雑誌掲載作品を再発見する機会も提供しています。

刊行された作品の多くは、後に幻冬舎文庫に収録されます。これは、幻冬舎ノベルスが文庫版への橋渡し的な役割も担っていることを示唆しています。ミステリー作品には、「幻冬舎推理叢書」や「Gentosha Mystery Library」といった表記が見られることもあります。

カバーや奥付には、「槍を高くかざした原始人」をモチーフにした幻冬舎のロゴマークと、「GENTOSHA NOVELS」の文字が必ず入っています。このロゴは、レーベルのアイデンティティを象徴するものとして、読者に親しまれています。

主な収録作家

幻冬舎ノベルスは、数多くの著名な作家の作品を収録しています。以下に主な作家とその代表的な作品を挙げます。

赤川次郎:
『目ざめれば、真夜中』
『闇が呼んでいる』
『交差点に眠る』
『ひとり暮し』
『風と共に散りぬ』
梓林太郎:
『流転山脈』
『風炎連峰』
雨宮早希:
『EM（エンバーミング）』
『遺体処置 EM 2』
『顔のない女』
『ボーダーライン』
内田康夫:
『悪魔の種子』
『鄙の記憶』
『華の下にて』
大沢在昌:
『北の狩人』（上下）
『砂の狩人』（上下）
『黒の狩人』（上下）
菊地秀行:
『妖戦記 魔界都市1999』
『闇の訪問者 BM』
『夜凶街』
『屍凶街』
清涼院流水:
『エル 全日本じゃんけんトーナメント』
『ユウ 日本国民全員参加テレビ新企画』
西村京太郎:
『焦げた密室』
麻耶雄嵩:
『鴉』
『螢』
道尾秀介:
『背の眼』
『骸の爪』
『花と流れ星』
森博嗣:
『女王の百年密室』
『迷宮百年の睡魔』
『工学部・水柿助教授の日常』
『工学部・水柿助教授の逡巡』
『工学部・水柿助教授の解脱』
森村誠一:
『破婚の条件』
『コールガール』（上下）
『正義の証明』（上下）
『氷の人形』
『武士の尾』
山田正紀:
『妖鳥』
『仮面』

これらの作家の作品群は、幻冬舎ノベルスの多様性と魅力を物語っています。

関連項目

幻冬舎文庫

外部リンク

幻冬舎

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